「冬ドラマ」総崩れの「日テレ」に何が起きている? 実力派プロデューサーの相次ぐ退社、「セクシー田中さん」の影響も

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

ドラマ不要論が再燃?

「現場の士気は落ちていますが、その原因は人材不足です。例えば、映画やWOWOWのドラマが大ヒットした『ゴールデンカムイ』でエグゼクティブプロデューサーを務めた西憲彦氏は元々は日テレで、『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』や『3年A組―今から皆さんは、人質です―』などのチーフプロデューサーでした。同じく『3A』の福井雄太プロデューサーは、若手ナンバーワンと言われていましたがNetflixへ。そして『ごくせん』で仲間由紀恵はじめ小栗旬、松本潤、上地雄輔、松山ケンイチらを育てた加藤正俊プロデューサーは22年に亡くなりました。また『セクシー田中さん』のプロデューサーは、いまも表舞台には戻っていません」

 多くの人材がテレビから配信へと流出しているとは聞くが……。

「いい役者は、いいプロデューサー、いい監督に群がるものです。日テレは相次ぐ退社と不祥事で、その縁が切れてしまったのです」

 問題の根は深そうだ。

「このままだと、かつてのような“ドラマ不要論”が社内で噴出しかねません」

 そんな時代があったとは……。

「04年からフジが年間三冠王を取るようになり、それをなかなか切り崩すことができなかった日テレの萩原敏雄社長(当時)はこう言っていました」

《ドラマは素晴らしい作品でも3カ月しか持たない。しかし、バラエティは『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』や『マジカル頭脳パワー!!』など5年は持つ。経費もドラマは莫大なセット、ロケ費、人件費がかかるが、バラエティーは同じセットで同じスタッフ、ギャラも始まったときからあまり上がらず、ドラマの3分の1程度で済む》

「ところが、11年10月期に放送した『家政婦のミタ』が最終回に世帯視聴率40・0%を取り、その年の年間三冠王を日テレが奪取したことで編成の考えも変わりました。ドラマは局の顔だと」

 やはりバラエティとドラマが揃うことで、年間三冠王も見えてくるようだ。

「現在、日テレの社員が期待しているドラマは、10月スタートの『俺たちの箱根駅伝』なんです。もちろんヒットしてくれることを願うばかりですが、まだ早すぎる気も……」

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。