「同期・小園には“絶対に負けたくない”と」… 「ゾンビたばこ」で逮捕 広島・羽月隆太郎容疑者(25)の素顔 ネットの書き込みも気にする繊細な性格、新井監督の期待は大きかったが

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 キャンプイン直前のNPBに、大激震が走った。1月27日に、広島カープの羽月隆太郎容疑者が医薬品医療機器法違反(指定薬物使用)の疑いで逮捕。昨年12月に「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を使用した疑いである。明るいキャラクターで、ムードメーカーとしてもファンに愛された羽月容疑者に何が起きたのだろうか。その知られざる素顔を探ってみた。

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本人は容疑を否認

 羽月容疑者が逮捕されて1週間あまりが経った。昨年12月16日に関係者からの通報を受けた捜査員が通報者のいる場所に駆け付けたところ羽月容疑者がいたため、任意同行を求めて尿を採取して検査したところ薬物の陽性反応が出たという。その後の報道で、逮捕当日にエトミデートとみられる薬物が入った使いかけのカートリッジを所持していたことが判明。本人は警察の調べに対して容疑を否認しているが、指定薬物所持の疑いでも捜査が行われている。

 エトミデートは鎮痛剤や麻酔導入剤として使用されているが国内未承認の医薬品成分で、使用者が一時的に意識障害やけいれんを起こしゾンビのように見えることから、「ゾンビたばこ」と呼ばれている。本来の使用用途とは別に10~20代を中心に電子たばこで違法に使用されるケースが社会問題化し、昨年5月に厚生労働省が「指定薬物」として規制している。

誰よりもストイック

 かつて、羽月と過去に広島でプレーしたOBは逮捕の一報を聞いたときに耳を疑ったという。

「びっくりしましたよ…。こんな危ないものに手を出すなんて想像もできない。みんなにいじられるキャラクターですが、野球に関しては誰よりもストイックでした。代走の切り札として起用されることが多かったのですが、足が速いだけでなく投手の癖や走るタイミングなどを常に研究していた。筋トレにも熱心に取り組んでいましたね。ドラフト7位で入団して、1位の小園海斗が高卒でプロ入りした同期なのですが、『あいつは凄いけど絶対に負けたくない』と話していたのが印象的でした。打撃が良くなり、内野のレギュラーをつかめるチャンスだったのに……」

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