売り上げ“8億円”超え「刑務作業製品」が人気の理由 「ブランド品に劣らぬ品質を誇るものも」

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大阪ならではの「段通」

 作業製品は刑務所によって特徴があり、その土地ならではの伝統工芸品もある。例えば、大阪刑務所では厚手のカーペットのような「段通(だんつう)」が作られている。江戸時代には海外に輸出されていた高級な敷物だ。

「もともと、大阪府堺市では『堺段通』として知られており、府の無形文化財となっていました。しかし、継承者がおらず、技術が途絶えかけていたのです。それを知った大阪刑務所が技術を引き継いで、所内で作れるようになったのです」(前出の担当者)

 作り方をマスターするには、相当な時間が必要だというから、長期の受刑者が制作を担うことになる。

 なぜ、刑務作業製品が人気なのだろうか。

「丁寧に作った製品を少し安く、が大きな理由でしょう。また、函館少年刑務所で作っている前掛け、小袋など繊維製品のマル獄シリーズなどは、ブランド品に劣らぬ品質を誇るものもあるのです」(同)

 言うまでもないが全て国産品。日本の「ものづくり」のスピリットが刑務所に残っていたというわけか。

週刊新潮 2026年1月29日号掲載

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