「付き合わないなら会えない」と迫られ… 25歳サッカー選手が覚悟を決めた“8歳年上妻”の言葉

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 人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。

 そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。

 今回登場していただくのは、昨年12月21日に華燭(かしょく)の典を挙げた、サッカーJ3・鹿児島ユナイテッドFCのDF、杉井颯(はやて)さん(25)と会社員のM菜さん(33)だ。

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誕生日に二人で……

 2022年3月、当時、AC長野パルセイロに所属していた颯さん。先輩選手の自宅で飲んでいた際、先輩が女性の友人を呼んだ。友人と一緒に来たのがM菜さんだった。彼女がお酒をあまり飲まないことを不思議に思った颯さん。実は彼女は翌日早朝、船でワカサギ釣りに出かける予定があったため、酒をセーブしていたのだ。それを聞いた彼は長野に来て日が浅かったこともあり、ワカサギに長野らしさを感じ、「食べてみたい」と話していた。

 交換したLINEに彼が翌日、釣果のワカサギを欲しいと連絡を入れたところ、彼女は実際に分けてくれた。彼はもちろん喜んだが、彼女は「結構釣れるので、自分の家だけでは食べ切れず、あげようかな、という軽い気持ち」だったと振り返る。

 このことがきっかけで、その後も二人で会うように。須坂市の臥竜公園の夜桜を見に行ったり、小布施町のおいしい店を訪れたりした。「知らなかった長野をいろいろ教えてもらえた」と颯さんは喜ぶ。いつしか互いに「ノリが合う」と感じていたが、なかなか交際開始までには至らなかった。

 半年後のM菜さんの誕生日にも二人で会ったのだが、この時点でも交際はまだ始まっていない。彼女は「明日も会える?」と尋ねつつ、「付き合わないなら会えない」「どうするの?」と彼に迫った。サッカー選手には移籍が付き物で「長野から離れた地に行くにしても付き合っている状態にしたい」と彼女は考えていたのだ。その気持ちに彼は「付き合おうか」と提案。彼女は笑顔でうなずいた。

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