二枚目役者が三の線を… 適役続きの「37歳遅咲き俳優」が“イタイ優男”を熱演
二枚目の壁。誰もがうらやむ天賦の美しさは、時として邪魔になる。演じる役の幅がどうにも広がらない。どう崩すか、どう打ち破るか。三の線を演じる楽しさに目覚めた二枚目役者は必ず解放感に満ちた表情を見せる。昨年の竹内涼真に引き続き、放たれたのは中島歩だった。「俺たちバッドバーバーズ」で演じるのは、トンチキなルックスで、いまだに夢見がちな40歳の美容師・日暮歩(ひぐれあゆむ)。呼吸と間合いが既に喜劇役者。驚くほど楽しそうに演じている。黙って立ってりゃ彫像のように美しい中島が、喜々として「裏社会にうっかり巻き込まれていくイタイ優男」を見事に体現。...
