なぜ若者の「高市内閣」支持率は9割を超えるのか? 「料亭で情報交換」より「帰宅して政策を勉強」が“令和の若者”に支持される理由
高市早苗首相を支持している有権者でも、その報道には驚いたのではないだろうか。産経新聞(電子版)は2025年12月22日、「高市内閣、18~29歳の支持率92% 若者世代で圧倒人気…全世代65%超 政策も好感」との記事を配信した。高市内閣の支持率を年代別に見ると18歳から29歳が何と92・4%と桁外れの割合を示し、さらに30代でも83・1%と非常に高率だったというのだ。(全2回の第1回)
***
【写真を見る】「激ヤセ」が心配される高市首相 現在と比較すると「まるで別人」
高市氏の前に首相を務めた岸田文雄氏、石破茂氏の二人と比較してみよう。世論調査のデータを比べるためにはメディア一社の調査に絞る必要がある。そのため、この稿ではNHKの世論調査を用いた。
岸田内閣は2021年10月に発足し、NHKは内閣支持率を調査した。結果は支持が49%で、不支持が24%だった。年齢別で見ると、18歳から39歳は51%が支持していた。
石破内閣は2024年10月に発足。NHKが調査すると支持が44%、不支持が32%。年齢別に見ると、18歳から29歳は40%、30代は36%が支持だった。
2025年10月に発足した高市政権について、NHKは翌11月に内閣支持率を調査。結果は支持が66%、不支持が15%だった。年齢別で見ると、18歳から39歳は77%が支持だった。
さらに最新の結果も見ておこう。NHKは今年1月に内閣支持率を調査し、結果は支持が62%、不支持が21%だった。年齢別で見ると、18歳から39歳は78%が支持だった。
やはり高市氏は「若年層の有権者」から強い支持を受けていることが分かる。岸田内閣よりも約20%多く、石破内閣に到っては30%以上の開きがある。
若者は高市氏のどこを評価しているのか、ネット世論に詳しいITジャーナリストの井上トシユキ氏に話を聞いた。
「高市さんはドラムもガチ」
「一言でまとめれば、若い有権者は『高市さんは“ガチ”だ』と受け止め、強く支持しているのだと思います。『高市さんの政治にかける姿勢は本気(ガチ)だ』、『高市さんは政治家として本物(ガチ)だ』という評価です。自民党総裁に選ばれる前は“政治改革”に一家言を持つ“改革派”の旗頭として振る舞っていたはずなのに、いざ首相になるとブレまくった石破さんの後継だったことも、『高市さんはガチ』というイメージを鮮明にしたと思います」(井上氏)
“ネット世論”をチェックすると、若い有権者は「高市氏はガチだ」という印象を政治以外の場面でも読み取った可能性があるという。
「1月に日韓首脳会談が奈良で開催されました。その際、高市さんと李在明大統領がドラムセッションを行って大きく取り上げられました。高市さんの腕前はプロのドラマーも太鼓判を押すほどで、これを若い有権者は『高市さんは大学生の時にヘビメタバンドでドラムを担当していたというけど本当だったんだ。あのドラム捌きはマスコミのウケを狙った、レベルの低いパフォーマンスではない。高市さんは趣味も“ガチ”なんだ』と好感を抱いたようなのです」(井上氏)
[1/3ページ]


