なぜ若者の「高市内閣」支持率は9割を超えるのか? 「料亭で情報交換」より「帰宅して政策を勉強」が“令和の若者”に支持される理由
政財界のトライアングル
一方の旧立憲民主党や共産党は「政治や政策はこうあるべきだ」という主張が目立ち、それを若い有権者は「硬直した主張」と受け止めた。
「要するに旧立民や共産は教条主義的であり、現状を改革する意欲に欠けるというわけです。このような若い有権者の“逆転”した理解は会食の問題でも変わりません。夜になると政財界の大物と高級なレストランや料亭で会食を重ねる首相は、旧態依然とした“永田町の論理”が染み込んだ政治家なのです。一方、会食しない高市さんには“古く悪しき政治スタイル”を打破してくれると期待を抱き、『自分たちのために働いてくれる首相』だと受け止めているのではないでしょうか」(井上氏)
2023年には政治資金パーティーの裏金事件が浮上した。国民が改めて政治とカネの問題を強く意識したのは言うまでもない。
「若い有権者にとっては岸田さんも石破さんも古いタイプの政治家であり、だからこそ支持率が低かったのです。一方の高市さんは、いわゆる“政財官のトライアングル”とは無縁というイメージがあり、だからこそ支持率が高いのです」(同・井上氏)
根回しアレルギー
守旧派の利益を忖度するどころか、半ば無視してしまっている。女性首相の視線は常に国民に向けられており、首相官邸で独りこつこつと政策の勉強を重ねる──。
「『孤独な首相』、『高市さんには側近が少ない』、『高市さんは党内基盤が脆弱だ』と大手メディアは懸念を報じます。それは事実だと思いますが、だからこそ若い有権者は高市さんを支持するのです。こうした“ジェネレーションギャップ”は衆院解散が報じられた時にも見受けられました。複数のベテラン政治ジャーナリストが『解散に関して根回しが足らず、党内の反発を招いている』と指摘しました。これも永田町の中であれば紛れもない事実でしょう。ところが若い有権者は『首相として自民党の古い政治家に根回しをしない。やっぱり高市さんはガチだし、信用できる』と受け止めるのです」(同・井上氏)
第2回【「高市早苗」首相は女性活躍のロールモデルとなるか…若年層から圧倒的に支持される「波瀾万丈のストーリー」と「安倍政権下での働き」】では、若い有権者は高市氏が「フェミニズムから自由」だと受け止めたからこそ支持しており、高市氏の波瀾万丈な人生にも強い興味を抱いていることを詳しく報じている──。
[3/3ページ]

