短歌史1300年で指折りの大事件 俵万智「サラダ記念日」はなぜ1年で240万部も売れたのか?
昭和の末、1987年に高校の国語教師が出した歌集が短歌の世界を一変させた。いわずとしれた俵万智さんの『サラダ記念日』の登場である。1年間で240万部。親しみやすい平易な言葉で若者の日常の風景を鮮やかに切り取った歌が、短歌を身近な、若々しいジャンルとして蘇生させた。
いまでも短歌界の最前線を疾走している俵万智さんの歌がなぜ革命的だったのか、宮中歌会始の選者を務める歌人・三枝昻之さんが、105首の名歌を選んで解説した新刊『百年の短歌』から、一部を再編集して紹介しよう。...

