「入れ墨の入ったギャングのような男が外壁をよじ登り…」 急増する中国人との共生に頭を悩ませる東京・新小岩の住民 「火がついたままのタバコをポイ捨てすることも」
【前後編の後編/前編からの続き】
高市政権が厳格化の方針を示す外国人政策。中でも焦点に浮上しているのが、100万人に迫る勢いで急増する在日中国人との「共生」の問題だ。実は東京・新小岩にその最前線と位置付けられる団地が存在する。現地取材で浮き彫りになった、理想と現実のギャップとは。
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【写真を見る】「階段に人糞が…」 カオスと化した新小岩の公営住宅
前編では、東京・新小岩で頻発しているという、在日中国人によるトラブルについて報じた。
『日本のなかの中国』などの著書がある、中国事情に詳しいジャーナリストの中島恵氏が言う。
「数年前から日本に移住する中国人は、事前に中国のSNS『小紅書』で物件情報を共有・精査した上で来日する傾向が強まっています。中でも人気なのが、日本を象徴する東京タワーやスカイツリー、富士山が見える部屋です」
さらに日本へ移住してくる中国人の階層が広がっていることも移住者増に関係しているという。
「日本では中国人富裕層によるタワマン購入のニュースが注目されますが、実は5年ほど前からあらゆる階層の中国人が日本に移住するようになっています。例えば、本国で中小企業などに勤めていた共働きの世帯が、子供が小学校に上がるのを機に来日するケースなども多い。不動産バブル崩壊以降、将来への不安を覚える中国人が増え、脱中国の動きに拍車をかけています。そんなフツーの中国人にとって、日本の団地は格好の移住先候補に挙がっているのです」(同)
ただしその結果、“招かれざる客”を呼び寄せることも。
「団地に新しく入居する中国人には、火がついたままのタバコを平気でベランダからポイ捨てするなど、こちらの常識が通用しない者も少なくない。私の部屋は3階ですが、以前、日中にふとベランダに目をやると、ギャングと見紛うような全身に入れ墨の入った坊主頭の男が外壁の配管を伝ってよじ登ってくる場面に出くわした。そのまま中国人の住む隣室に入ろうとしたので慌てて注意すると“(隣室の)鍵が閉まっていた。友人だ”とたどたどしい日本語で釈明し、そのままどこかに立ち去った。一瞬、強盗かと思って凍り付きました」(60代の男性住人)
「店舗が売りに出されると、中国人やベトナム人が買い取る」
中国人の場合、単身でなく、家族連れで越してくるケースが大半だと話すのは別の住人である。
「一時、近隣の小学校の1学年の3分の1近くが中国人だったことがあります。子どもたちは日本語を話せても親が全く話せないケースは多い。学校側が保護者に向けた案内を児童に持たせても、日本語が読めないので梨のつぶて。先生が直接説明しても“日本語ワカラナイ”などと言われ、意思の疎通に苦労していました。その小学校では低学年の保護者は通学時、見守り役として子どもに同行する決まりがあったのですが、中国人の親御さんは全くといっていいほど姿を見せませんでした」(50代男性)
本誌(「週刊新潮」)記者も団地内で見かけた中国人とおぼしき幾人かに声をかけたが、日本語を理解できない様子で会話が成立することはなかった。
外国籍の住人が増えることで、団地外にも変化が生じ始めている。新小岩駅南口には、団地住民も利用するアーケード商店街が広がるが、
「ここ1~2年で中国人が営む八百屋やアジア系の食材店が増えました。高齢などを理由に日本人が経営していた店舗が売りに出されると、中国人やベトナム人が買い取るそうです。彼らの店では言葉が通じにくいこともあり、日本人はほとんど利用しません」(地元商店主)
9年前に商店街に食材店をオープンした中国人店主が言う。
「たまたま通りかかった時に空き物件になっていたので、自分で店を始めることにしました。お客さんは7割が中国人で、日本人は0.1%くらい。あとはネパールやミャンマーなど東南アジアの人たち。最近はベトナム人が経営する店が増えたため、昔は4割近くいたベトナムのお客さんはソッチに流れた」
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