特に「月曜日の朝」が危険… 冬に悪化する糖尿病の対策方法 「ちょっと血糖値が高い」は「すでに糖尿病が始まっている」と捉えるべき
すでに糖尿病が始まっている
2型糖尿病の発症には遺伝的な要素があります。親が糖尿病だったら本人が発症するリスクは3倍、2親等以内の親族にいたら2倍といわれています。そういう方は、30歳、40歳を過ぎた頃から気を付けた方がよい。20代の頃より体重が10キロ増えていたら要注意です。ほとんどが内臓脂肪で、血糖値や血圧、脂質に悪影響を及ぼします。逆に、40~50代で体重を落とした人は発症リスクが低下します。体重の5%減が目標です。
そもそも糖尿病対策では、発症させないこと、発症したら次のステップに進ませないことが重要です。しかし、少しだけ血糖値が高い程度では、糖尿病が発症していないため病院では薬を出せないので儲からないから、時として「様子を見ましょう」の一言で済まされてしまうこともあります。しかし、「ちょっと血糖値が高いですね」と言われたら、糖尿病に至る境界型であるかもしれず、「すでに糖尿病が始まっている」と受け止めるべきなのです。
「のどが渇いたら飲む」では遅い
糖尿病とうまく付き合っていくにはどうすればよいか。生活習慣の中で、食事・運動・睡眠を負担のない程度に改善していくことが重要です。まず、水分摂取を心がけること。最新のアメリカ糖尿病学会のガイドラインでも、水分補給は単なる習慣ではなく「治療戦略の一つ」と位置付けられています。加齢とともに水分を取る量が減るのは、のどの渇きを感じるセンサーの働きが鈍くなるからです。「のどが渇いたら飲む」では遅くて、50代以降は、意識的に水分を取る習慣が必要です。
普段からコップ1杯多めに水分を取るとか、テレビを見るときにペットボトルを脇に置いて、CMの間に口にするとよいと思います。水分補給には水か麦茶が安心で確実です。スポーツドリンクは糖分がたっぷり入っているので要注意です。
バランスよく食べるとよいとよく言いますが、炭水化物に炭水化物、脂っぽいものを重ねるメニューは避けてください。糖質や脂質が多くなりやすいカレーライスは要注意。1日3食のうちの1食だけ血糖値を意識した食事でいいです。朝食は朝8時前までに、夕食は就寝3時間前までに済ませるのが理想です。血糖値の急上昇を抑える食物繊維を多く含む食品を取り、菓子パンやインスタント食品など超加工食品を減らすこと、乳製品を適切に取ることも血糖コントロールに直結する大きな要素です。
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