61歳の出川哲朗が直面する「愛されキャラ」の曲がり角 「充電旅」はマンネリと違和感で視聴率ダウン
視聴率低迷
出川哲朗(61)の冠番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(土曜日午後7時54分)の視聴率が低迷している。出川人気にも陰りが見え始めた。現在の出川はヤバイのか。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】
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「出川哲朗の充電させてもらえませんか?(以下、充電旅)」のレギュラー放送が始まったのは2017年4月。出川とゲスト、ディレクターが電動バイクに乗って旅をする。
バッテリーが切れたら地元の民家や商店に充電を頼む。出川は気さくで人懐っこいから、多くの人が充電に応じてくれる。自然と地元の人との交流が撮れる。よく考えられた番組だった。
放送開始から1年3カ月後の2018年7月14日には最高世帯視聴率を記録した。13.2%(個人視聴率の標準化は2020年4月)。それ以外の日も土曜午後8時台の番組でトップになることが珍しくなかった。だが近年は視聴率が低迷している。
■2021年9月11日放送
個人3.6%(世帯7.3%)
■2022年9月17日放送
個人4.3%(世帯6.7%)
■2023年9月30日放送
個人3.5%(世帯5.5%)
■2024年9月14日放送
個人3.5%(世帯5.9%)
■2025年9月20日放送(午後6時半からの2時間半)
個人2.9%(世帯4.5%)
今年1月3日にはフットボールアワーの後藤輝基(51)、野球評論家の上原浩治氏(50)、タレントのホラン千秋(37)をゲストに迎え、4時間スペシャルを放送した。だが、個人3.8%(世帯5.7%)で同じ時間帯で民放最下位だった。
なぜ、人気が落ちてしまったのか。第1に地元の人に助けてもらう「人情すがり旅」でありながら、ここ2年ほど出川とロケ隊が道路渋滞などを引き起こし、迷惑がられたと一部で報じられたからだろう。
視聴者は人情に触れる旅を見て、自分も心穏やかになりたいのだから、番組が地元に迷惑を掛けていると伝えられたら、興ざめする。番組の魅力が落ちた。
カメラは伴走するスタッフや車両をなるべく映さないようにしているが、5人以上のスタッフと複数の車両が帯同しているようだ。まるで出川たちが護衛を引き連れて走っているよう。これでは渋滞が起こる。スタッフの態度の悪さを指摘する声もSNSにはあった。
放送開始から8年半。番組が経年劣化したのだろうか。「充電旅」は地域全体に参加してもらう番組なので、その土地に歓迎されなくてはやっていけない。
番組が有名になったことによって失われた妙味もある。番組の認知度が低かったころは充電させてもらうのに一苦労だったが、それも面白かった。現在は充電を断られることがまずない。出川の試練が減ってしまった。簡単に充電できてしまうためか、出川たちによる充電のお礼の場面も減った。
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