61歳の出川哲朗が直面する「愛されキャラ」の曲がり角 「充電旅」はマンネリと違和感で視聴率ダウン

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やらせはない?

 この番組には仕込み、やらせはないとされている。地元の人の目の前で撮られているから、確かにそうだろう。ただし、首を傾げる点はある。ときに出川とゲスト、ディレクターは宿がなかなか見つからず、苦悶するが、併走している複数のスタッフたちはどこに泊まっているのだろう。

 スタッフ分の宿はあらかじめ予約してあるのか。それとも宿が多い繁華街に移動し、当日予約で宿泊しているのか。いずれにせよスタッフが泊まれるのなら、出川たちも宿に困ることもないのではないか。そんな疑問を解消する説明を番組側はするべきだと思う。

 第2に出川自身の問題である。人気に陰りが差しているようなのだ。信頼度が高いとされるビデオリサーチの好感度調査「テレビタレントイメージ調査」によると、出川は昨年7月度分で、公表される上位20位に入らなかった。かつての出川は上位の常連だった。

 この調査で芸人、MCをこなすタレントでランクインしたのは(1)サンドウィッチマン、(6)博多春丸・大吉、(7)千鳥、(9)チョコレートプラネット、(10)タモリ、(11)所ジョージ、(14)内村光良、(16)明石家さんま、(19)秋山竜次だった(カッコの数字は順位)。

 出川は1年前の2024年7月度でも20位以下。人気者の出川が2年連続で20位に入っていないのは異変だった。23年7月度は12位、22年8月度は20位だった。

 2021年8月度は20位以下だったものの、20年から17年の8月度は常に12~17位。「充電旅」の視聴率絶頂期である。

 なぜ、出川人気に陰りが見えるのか。まず「充電旅」のイメージ低下が影響しているに違いない。冠番組だから、どうしても本人が割を食う。

 もっとも、最近は出川自身も無遠慮に見えてしまうことが時折ある。「充電旅」の1月17日放送でもそうだった。充電をさせてもらった民家の6歳女児を抱き上げ、その子の口調で自分が「おうち上がりますか?」と言った。これでは相手は断れない。自宅内収録を行いたかったのかも知れないが、相手の都合を考えると、一言断るべきだったのではないか。ここでもスタッフのケア不足を感じた。

 ただし、出川が本当に無遠慮になったとしても仕方がない。もう61歳で大御所なのだから。歳を取るに連れ、尊大になるタレントはいくらだっている。だが、視聴者の多くは人柄の良い低姿勢の出川を望み続けているはずだ。

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