「とにかく今回だけは何としてでも頼む」と指示された創価学会員のホンネ

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電光石火の対応

 立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤鉄夫代表は1月16日にそろって会見し、新党の党名を「中道改革連合」と発表した。高市早苗首相の電撃解散を受け、電光石火の対応を見せた格好だが、頼みの綱の公明の支持母体・創価学会の信者はどのように受け止めているのだろうか。

 16日の会見で野田氏は「右にも左にも傾かず、熟議を通して解を見いだすのが中道の姿勢だ。『生活者ファースト』の視点で現実的な政策を打ち出していく」と述べた一方、斉藤氏は「中道改革の軸になるという方針に基づいて大きな一歩を踏み出した。安心して暮らせる社会をつくり、日本の平和を守っていく」「この時期の解散は国民生活をないがしろにしている。解散は受けて立ちます。右傾化が進んで、分断と対立になっている。中道という勢力を日本の真ん中に置くことが重要だ」などと述べた。

なぜ応援しなければいけないのか

「斉藤氏の訴えには力がこもっているように感じました。これまで創価学会員が抱えてきたうっぷんに対して誠意を尽くそうとしているようでもありましたね。“あなた方の思いはしっかり受け止めているぞ”というメッセージです」

 と、政治部デスク。自民党と公明党の連立は26年にわたったが、その友党関係の中で創価学会員の不満が徐々に高まって行ったことはこれまで報じた通りだ。

「政治とカネの問題が常につきまとい、公明が掲げる平和主義のブレーキを無視するかのような言動を示す自民の候補を選挙のたびに応援しなければならない理不尽さが学会員から年を経るごとにあがってきていました。選挙になると学会員は手当たり次第に“Aさんを応援してもらえないか”と投票依頼行動をするわけですが、“なぜこの候補を応援しなければいけないのか?”という疑問に対してリーダー層がうまく答えらない局面が増えていったようです」(同)

 公明が国政選挙で獲得する比例票は右肩下がりで推移しているのは、そのあたりにも理由がありそうだ。

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