“コスパ最強”だけじゃない「しまむら」が“アニメコラボ”グッズを売る理由 アニメショップ顔負けの納得のクオリティと価格でファンから熱視線
アニメグッズといえば当然ながら専門店で買い求めるのが定番だろう。だが、ここ最近、アニメファンの間で急速に支持が拡大している意外なお店がある。「ファッションセンターしまむら」だ。「えっ、あの“しまむら”?」と驚く人も多いかもしれないが、実際に店をのぞいてみるとわかる。アニメのイラストをプリントしたグッズが、店内に数多く並んでいるのだ。
最新の人気作からレトロ作品まで、ありとあらゆるアニメや漫画とコラボした商品を販売している。こうした商品が支持を集め、今や推し活グッズやアニメグッズに目がないファンにとって見逃せない店になっている。実際、商品が発売されるとSNSには購入を報告する声が次々と投稿されるのである。
他にも、ロリータファッションを取り入れた服やバッグもインフルエンサーと組んで企画している。「しまむら」は、ただのアパレルチェーン店ではなくなっているといえるだろう。「しまむら」がこうした多様なニーズに応える商品を企画し、全国展開できるのはなぜなのか。広報宣伝担当に話を聞いた。【文・取材=山内貴範】
【写真】紳士服からタオルまで…衣料品がずらりと揃う「ファッションセンターしまむら」店内
熱量の高いファンに向けた商品を企画
――「しまむら」ではこれまでも、いわゆる“国民的人気作品”とコラボしたグッズは取り扱ってきたと思いますが、現在はかなりニッチでマニアックなアニメのキャラクター商品を見かけます。こうした商品の販売を本格的に開始したのは、いつ頃なのでしょうか。
広報宣伝担当:おっしゃるとおり、キャラクター商品自体はもともと取り扱っておりましたが、現在のように作品ごとの深いファン、いわゆる“推し活層”に向けた商品開発を本格化させたのは、SNSでの発信が活発になり始めた2020年頃からです。
コロナ禍で“家ナカ”の趣味や推し活が注目を集め、アニメやキャラクターの需要が拡大したことが飛躍のきっかけになりました。
それまで当社で販売する商品は、どちらかといえば誰もが知る国民的キャラクターが中心でしたが、SNSを通じて、よりニッチなトレンドが可視化されるようになりました。そうしたなか、マスに向けた商品だけでなく、熱量の高いファン層に向けた商品を増やしていった経緯があります。
――ファンからの反響は、どのような形で寄せられているのでしょうか。
広報宣伝担当:現在は、SNS、特にXやInstagramでの“投稿”が、もっとも大きな反響のバロメーターになっています。お客様が、店舗で購入した商品を並べて写真を撮り、感想と共にアップしてくださる、いわゆる“#しまパト(しまむらパトロール)”というハッシュタグでの投稿です。
私たち広告宣伝担当も、SNSの投稿を常に確認しています。どの作品がどの地域で、どんな層に刺さっているのかをリアルタイムで分析し、次の企画やプロモーションに活かしています。
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