陽気に振る舞う裏で、“心は死んでいた”… 僧侶に転身した「香田 晋」が振り返る芸能界 「未練は一切ありません」

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迷うことなく出家

 祖母が亡くなると、デビュー前から縁のあった福井県・徳賞寺(曹洞宗)の住職に連絡し、「自分も一緒に供養したい」と相談。すると住職から「それなら出家した方がいい」と言われ、迷うことなく「お願いします」と即答した。

 18年に得度を受け、以来、僧侶として講演などで全国を飛び回る日々を送る。

「実は祖母の世話をしながら介護の大変な部分も経験したので、妻や周囲のことを考え、“自分は介護されない人間になろう”と心に決めました。そして体を鍛えようと思い立ち、スポーツジムに通い始めたのが3年前。昨年からベンチプレスにも挑戦し、今ではベンチ最高100キロ、ダンベルは44キロを上げることができるようになりました」

 肉体鍛錬にはもう一つ、理由があったと明かす。

「僕は父と早くに死別し、母もデビュー翌年に亡くなりました。兄弟もいないので、両親の形見として残されたのは、自分自身の体しかありません。だから“この体は粗末にしない”との思いが年齢を重ねるほど強くなっていたのです」

 その結果、ムキムキボディを手に入れた香雲氏。無心になる点は、禅の思想にも通じるそうだ。

週刊新潮 2026年1月15日号掲載

ワイド特集「笑って許して」より

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