「女子高生コンクリ詰め殺人」から37年 悪夢の犯行の一部始終と、「元少年」たちが述べた偽りの「反省の言葉」
瀕死の被害者を置き去りに
曲が終わってからも皆で殴り続け、顔にロウソクを垂らした。BとCは彼女を真ん中に立たせ、幾度となく回し蹴りを見舞う。彼女が崩れ落ちると、無理やり立たせて、再び回し蹴り……。蹴られた勢いでステレオにぶつかり、全身をブルブルとけいれんさせ始めた彼女。
「仮病だ、このやろう」
そう怒鳴ったのはCで、それを契機として暴力はますますエスカレートした。
Aらは、返り血が付着しないよう拳をビニール袋で覆って、彼女の顔面や腹部を殴っていたが、それに飽き足らず、キックボクシングの練習に使う鉄球付きの鉄棒を持ち出してきた。その鉄球部分で彼女の腹や太ももを殴打した上、ライターのオイルをかけて火を付けた。ぐったりした彼女は途切れ途切れの声で、「苦しいです」と漏らすのがやっとだった。
瀕死の彼女を置き去りにしたままサウナに出かけた彼らが再び部屋に戻ってきたのは翌日5日午後。主犯格の少年は彼女の顔にタバコの煙を近づけ、手でその体を押した。すでに死後硬直が始まっていた。絶望の中で一人、彼女は死んだのだ。
4人は彼女の遺体をドラム缶に入れ、コンクリートを流し込んで固めた上で都内の埋め立て地に遺棄した。
しおらしい態度
その後に始まった公判で、彼らは反省の言葉を繰り返した。
「週刊新潮」2004年7月15日号によれば、一審判決の間際、被告人質問の時に、たった1人で死んでいった被害者のことを尋ねられて、Bは激しく嗚咽をもらしながら、こう答えている。
「自分の無残さを直視して死んでいった。死期を待っている間、あの人がどんな……少しも考えていませんでした。自分は人間じゃないと思います。悪魔、人のことを不幸にして……」
Cも、
「今思えば、(被害者を)人間だと思っていなかったというか、その頃は、人間とか、そういうのも考えていなかった」
と述べ、一審の最終意見陳述では、しおらしい態度でこう言ってみせた。
「被害者や世の中の皆さんに大変迷惑をかけ申し訳なく思っている。自分はまだまだ未熟だが、しっかり反省して一生償っていく」(「週刊新潮」2018年9月6日号)
しかし、少年法に守られた彼らの更生が単なる「理想」に過ぎなかったことを、彼らは自らの行為によって証明してみせたのである。
【後編】では、出所後の彼らの生活ぶりと再犯に手を染めるまでを詳述する。綾瀬の事件について、加害者の一人がニヤニヤ笑いで語っていた内容とは――。
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