「2代目グル」麻原彰晃の次男(31)の肉声を公開! 「徹底抗戦するか靴をなめるしかない」発言の真意とは
徹底抗戦か靴をなめるか
今回、幹部会議の様子を録音した音声データを、私は関係者から入手することができた。数年前に開かれた幹部会議のようで、次男とみられる人物が組織運営を主導している様子がうかがえる。例えば、幹部らを前に「で、こういうふうにさ『グルの意思』っていうか、まあ『私の意思』がいろいろ示されているわけだけどな、みんなポケ~ッと聞き流すんだよな、これ」と、自らをグルと名乗り、信者らに苦言を呈していた。
また、公安当局とどう対峙するかを幹部と議論していると思われる場面では、幹部が「相手(公安当局とみられる)の出方がなかなか読めないですね」と切り出すと、次男とみられる人物は、
「だから、もう相手の出方が読めないんだったら徹底抗戦するか靴をなめるかどっちしかないんだよ、相手の出方が読めないんであれば」
と語気鋭く幹部らを鼓舞する。かと思えば、
「で、そうだね、私が教団について、どれだけ深く関わっているかというと、どれだけ施設内にゴキブリが増えているかも知っているぐらいには関わっているよ」
と、“施設内のゴキブリの増加を知っている”と例えて自らが教団に深く関わっていることを表現する。
あるいは教団幹部を決める人事を取り仕切るような様子もあった。以下、次男とみられる人物と幹部とのやりとりである。
「共同幹事(教団の幹部)も他の人がいいと思うんだけど誰かやりたい人いません? (数秒間の沈黙)……いないかな?」
「はい共同幹事、順番からして私だと思います。私かA(信者名)だと思うんですよ。私でよければやらせていただきます」
「まあじゃあ(拍手音)そこで私やらせていただきますと言えるのが、あなたの長所です」
「ありがとうございます」
「私に対して怒りませんでした?」
一方、幹部から意見をされた際のやりとりでは、幹部の、
「相手の出方が分かりませんから、こういうように考えられますという話をしました」
という発言に対して、
「違う、B(信者名)。議論になってないんだよ、これ」
「私は単に意見出しただけですよ」(一部略)
「ねぇさっき、B、私に対して怒りませんでした?」
「……まあ、大きな声を出しました」
「そこでごまかすから、あなたダメなんだよ、本当に。怒りましたね? はい、気を付けましょう」
こうした次男と幹部のやりとりを知った元古参信者は「一幹部がグルに意見をするというのはオウム時代では絶対にあり得なかった。ある意味、思ったよりソフトなんだなという印象も持った」と漏らした。
ただ、この会議以降、次男の方針についていけなくなった複数の幹部がくしの歯が欠けるように一人、また一人と教団を脱会したという。関係者によると「正悟師」、「師」と呼ばれる幹部は十数人いたが1桁に迫る状態だという情報もある。一方で、いくら教団が嫌になっても社会では“居場所”がなく辞めるに辞められないケースも多いと聞く。結果的に周囲に“次男のイエスマン”しか残らないことにも組織として行く末の危うさを覚える。
今後、アレフはどこに向かうのか、読者のみなさんも不安に思われるだろう。
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