「2代目グル」麻原彰晃の次男(31)の肉声を公開! 「徹底抗戦するか靴をなめるしかない」発言の真意とは
松本サリンの年に誕生
世間ではあまり知られていない次男とは一体、どのような人物なのだろうか? 次男は1994年生まれの31歳。元古参信者によると、生後間もない頃は2歳年上の長男より大きかったという。お世話係の女性信者が「長男より次男の方が大きい」と言ってきたので元古参信者が「まさか」と思い見てみると本当に大きかったという。「頭髪がふわっと逆立っていたので余計に大きく見え、腿も次男の方が太かったと記憶している」と当時を振り返っていた。
次男が誕生した94年といえば8人が死亡した松本サリン事件が起きた年である。つまり次男こそ一連の凶悪なオウム事件の“実体験がない世代”であるのだ。長年、教団を取材してきた身からすると、事件を実体験として知らない世代がオウム後継団体の組織運営に関わることに危うさを感じる。次男は中学受験の際には、ある私立校にトップで合格しながら学校側から入学を拒否されたり、学校でのイジメに遭ったりしたとも聞く。いわば社会から“排除された原体験”があり“宗教2世の悲哀”も味わってきたのではないかと推察する。自宅を捜索されるまでは埼玉県越谷市に居住していたが、それ以降は札幌市や各地のホテルを転々としているらしい。
「長男より宗教団体のトップに向いている」
次男は教団内ではチベット密教の高僧・パンチェン・ラマの生まれ変わりといわれている。公安庁によると1996年には、父親の麻原からすでにオウム真理教の後継者とされていたという。これは破防法対策の一環との指摘もあるが、なぜ次男が後継者として指名されたのだろうか? その疑問を解くべく私は、元オウム最高幹部で後継団体「ひかりの輪」の上祐史浩代表に話を聞いた。ひかりの輪も団体規制法の観察処分を受けており、施設には立ち入り検査も入るなど公安庁の監視下にあることを忘れてはならない。
まず上祐氏は麻原と次男の写真が並べて飾られていたことについては「2代目の教祖格であるということを示しているのだと思う」と端的に説明した。そして「自分も会ったのは2002年ぐらいまでが最後かなと思うが」と前置きした上で、次男の性格については、
「何か内に秘めていて今も表に出てこない状態で、内側で自分なりの考え方を持っている。そうした点を総合的に加味すると長男よりも次男の方が宗教団体のトップに向いているかなという感じはした」
と印象を語った。2025年、公安当局からアレフの役職員と初めて認定された次男は、教団ではどのような存在なのだろうか? 前出の小野寺課長は、
「次男が組織内で儀式を執り行っている他、人事や財政に絡む組織運営について大きな影響力を発揮しているということが判明した」
としつつ、
「次男は幹部とインターネット会議を行い、遺族・被害者に賠償金を支払わない、公安庁への必要な報告の一部を行わないなどの意向を示したことを把握している」
と指摘する。アレフは次男について構成員として公安庁に報告をしていない。また、元信者によると次男が説法会をしたことは一度もないという。
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