“大学でいじめられる”とポロポロ涙を流して… 高市早苗首相が「普通の20代女性に見えた」頃 関係者が明かす
2025年の秋、参院予算委で高市早苗首相(64)に挑んだ立憲民主党の蓮舫議員(58)はこう語りかけた。「随分前に深夜番組でご一緒した時には、こういう立場になると思わなかった」。当時のその「番組」のプロデューサーが今、かつて共演した両者の秘話を明かしてくれた。
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【レア写真】かわいらしいエプロン姿で料理を… 「普通の女性に見えた」という高市早苗氏
おっとりした印象
昨年11月12日、初の女性宰相と追及自慢の野党議員として相まみえた二人は、1989年以降、深夜番組で席を並べ、キャスターを務めていた縁がある。
テレビ出演の経験がほぼなかった高市氏を起用したのは、テレビ朝日系「こだわりTV PRE★STAGE」(プレステージ)のプロデューサーだった村上信夫氏(67)だ。現在は茨城大学特任教授の職にある村上氏が述懐する。
「プレステージは、平日の深夜1時から明け方まで、曜日ごとにテーマを設けて生放送する実験的な番組でした。水曜は作家・飯干晃一さんの娘である飯干(現・飯星)景子さんがメインキャスターで、女子大生タレントだった蓮舫さんの出演も先に決まっていたため、『女性』がテーマの日になりました。そこでもう一人、政治に明るく新鮮さのある女性を探したのです」
白羽の矢が立ったのが、米国帰りの高市氏だ。神戸大学を卒業、松下政経塾を経て渡米し、下院議員の事務所勤務後に28歳で帰国。短大で教鞭を執る傍ら、評論活動を始めていた。
「高市さんのコラムを雑誌で読み、勤務先の短大に出演依頼に行きました。まだ20代で、おっとりした印象でしたね。放送開始後は、テレビ出演に反対だった厳格なお父上の反応を気にしていたので、私は奈良の彼女の実家宛てに、放送回ごとの良かった点をはがきに書いて半年間、毎週送り続けたのです。すると高市さんは、“お父さんがテレビにもちゃんとした人がいるんだねって言ってました”とうれしそうに伝えてくれた。つい早口になる癖は直した方がいいよというアドバイスなどもしました」
「テレビに出ていることで大学でいじめられる」
しかし、彼女の心痛の種は尽きなかった。
「時代劇を取り上げた日にちょんまげのカツラをかぶってもらったんですが、直前まで“大学でいろいろ言われる”と嫌がってましたね」
今では英国のサッチャー首相を敬って「鉄の女」を標榜する高市氏だが、30年以上も前は父親と職場の反応を気にする普通の20代女性に見えたという。実際、か弱げな面をさらけ出すこともあった。
「人気が出始めた頃ですかね。高市さんから“相談がある”と言われ、西麻布の串揚げ屋で話を聞いたところ、“テレビに出ていることで大学でいじめられる”と、ポロポロと涙を流して泣いてしまったんです。辞められたら困るので励ましたのを覚えています」
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