高校授業料の無償化は格差拡大にしかならない… 支出するべきはむしろ「大学」

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学費負担が大きいのは高校でなく大学

 子供の教育にかかる費用は、日本はたしかに高い。最大の理由は、教育への公的支出が低いことにある。日本は公的支出のうち教育費が占める割合は約8%だが、これは経済協力開発機構(OECD)の平均11.5%を3.5%も下回り、加盟37カ国のうちで4番目に低い数字である。

 そう聞くと、やはり高校授業料の無償化は必要だった、と思うかもしれない。だが、初等教育から中等教育、つまり高校までの在学者に対する年間の公的支出にかぎると、1人あたり1万993ドル(約171万円)で、OECD加盟および候補国47カ国中では、24位と中位につけている。...

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