“埼玉の民家”で「ライオン」を飼育…80年代の衝撃事件で「襲われた知人2人」の恐怖体験「前足で頭をひっかかれ…」「肋骨が折れ、肺に穴」
救急車を呼んでくれようとしない
新聞でも騒がれた被害者の2人は、いずれも彼女の顔なじみだった。その1人、一昨年の9月に被害に遭ったのは、近所の主婦・C子さん(49)。
「そのとき私は、ビールを4、5杯飲んでたかしら。カウンターの端のところにいたのですが、約50センチぐらい向こうがガラス戸で、そこに檻があったんですね」
Kさんが自家用車を溝に落としたので、近所の何人かで引き揚げるのを手伝った。そのお礼に、その少し前までKさんが自宅で経営していたスナックで、ごちそうになっていたのである。
「私は、あんな猛獣を飼うんだから、ちゃんと計算して作ってあると信じていたんです。ガラス戸は、もちろん閉まっているものと思い込んでいました。とこが突然、背中を爪でひっかけられたんです。両手をふんばったけど、シリモチをついちゃって、そこが丁度、檻の真ん前。前足でガリガリと頭をひっかかれたんです」
頭の皮がベロンとはがれた。
「それなのにKさんは、救急車を呼んでくれようとしないのよ。人間の命よりも、ライオンのほうが大切なんです」
脇腹をやられて、肋骨が折れ、肺に穴
もう1人は、今度の騒動のキッカケとなったペットショップ経営者、Aさん(56)。この9月のことである。
「彼女には世話好きなところがあって、内臓の悪い私を、毎日、自分の車で病院まで送り迎えしてくれていたのですが、たまたまあの日は、帰りにスシ屋に寄ったのが悪かった」
2軒ハシゴして、ベロベロになって彼女の家に戻り、ふたたび酒盛り。
「そのうち、暗くなったので、電気をつけようとしてスイッチをさがすうちに、ついつい、ラッキーのオリのほうへ行っちゃったんです。暗いし、酔ってるし、わからないでしょ。そこでやられちゃった。脇腹をやられて、肋骨が折れ、肺に穴があきました。うつぶせになったので、頭もやられて、今でも毛が生えてません」
全身40カ所の傷だった。
「ところが彼女は、ヘベレケに酔っていたんで、119番してくれるどころか、私に水をぶっかけたりして、病院に運ばれたのは結局、40分もたってからでした」
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