地元政界の恩讐が渦巻いた「2021年横浜市長選」…カジノ誘致に反対した「ハマのドン」の思惑と「ミナトの裏面史」

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賭け事は揉め事の火種

 戦後日本のさまざまな「揉め事」を振り返りつつ分析する「揉め事の研究」。今回、批評家の篠原章氏が検証するのは、賭け事(ギャンブル)だ。賭け事は、売春、税金などと並んで、近代国家成立のはるか以前から、社会を揺るがすような「揉め事」の火種となってきた。【篠原章/批評家】

(全2回の第1回)

 記録に残っているところでは、18世紀序盤にフランスの財政金融政策を主導したスコットランド出身のジョン・ローが、当時の基準でいえば「ギャンブルすれすれ」の独自の金融政策(不換紙幣の発行)を実施して、ルイ15世治政下のフランス経済を大混乱に陥れ、これがフランス革命の誘因のひとつとなった、と言われる。...

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