巨人「阿部監督」よ、来季こそ懲罰は止めた方がいい “ポスト岡本”候補でも新外国人はあてにならない…まずは個々のレベル向上を【柴田勲のコラム】
新外国人にいまから大きな期待はできない
巨人は4番の岡本和真頼みだったけど、5月にアクシデントで負傷し長期離脱すると得点力が一気に落ちた。7人が4番に座ったものの、もちろん、代役は務まらなかった。
その岡本が菅野智之に続いてポスティング(入札制度)でメジャーに挑戦する。エースの次に主砲を失う。
時代が時代だから仕方ないけど、巨人はいま大変な時期を迎えた。
ポスト岡本で新外国人として前ロイヤルズ傘下3Aオマハのボビー・ダルベック内野手、30歳を獲得したという。右の強打者で一、三塁を守り、メジャー通算47本塁打だという。
これまで何度も言ってきたが、外国人選手だけは実際にやってきて、プレーを見てこそ実力が測れる。現在はメジャーが日本から強打者を持って行く。速球に強く、変化球にもうまく対応する。以前在籍したウォーレン・クロマティのような選手を獲得するのは難しくなっている。
いまから大きな期待はできない。それよりも選手個々が打力のレベルアップを図った方がいい。
飛躍を狙うなら見習うべきは泉口
お手本にしてもらいたいのが2年目だった泉口友汰だ。開幕前はファームにいたが、終わってみれば遊撃の座を獲得して打率3割を残した。だれがこの活躍を予想しただろうか。
泉口は1ストライク目、2ストライク目の甘い球を狙う。追い込まれたらどんな球にでも対応しなければならないが、ここまでは打者が主導権を握っている。ボール球には手を出さない。相手投手を助けるようなことはしない。これは打者の鉄則だ。徹底していた。
中山礼都が外野へのコンバートで新境地を開こうとしているし、ソフトバンクから移籍してきた砂川リチャードもよく頑張ったと思う。浅野翔吾、荒巻悠ら期待したい若手はいっぱいいる。
もっと飛躍しようと思ったら、何度も言うが泉口を見習ってほしい。
私がいま注目しているのは石塚裕惺内野手だ。本職は遊撃手だ。大化けする可能性がある。
まず体格(182センチ、84キロ)がよく、バットの振り方がいい。スイングスピードも速い。高校出の1年目を考えれば十分だ。大きな可能性を秘めている。昨年9月には一軍を経験した。このオフ、参加した豪州のウインターリーグで大活躍した。(※)
岡本の後釜としてピッタリだ。阿部監督は積極的に起用してほしいと思うが……。
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