巨人「阿部監督」よ、来季こそ懲罰は止めた方がいい “ポスト岡本”候補でも新外国人はあてにならない…まずは個々のレベル向上を【柴田勲のコラム】

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叱っても怒ってもいいが、唯一ダメなこと

 年が改まり、2026年の幕が開けた。このコラムの読者の皆さまには、年始のご挨拶と共に、本年も変わらぬご愛読をお願い申し上げたい。まずは新年最初のコラムとして、今年の巨人軍への期待と注文を記しておきたいと思う。

 2025年の巨人は連覇を目指したものの、得点力不足に苦しみ、また先発投手陣が崩壊した。連覇はおろか3位を確保するのがやっとだった。クライマックス・シリーズの第一ステージでは2位のDeNAに2連敗、これまた期待外れに終わった。

 昨年12月の上旬、都内のホテルで「巨人軍OB会総会・懇親会」が行われ、私も王(貞治)さん、中畑(清)らとともに出席した。

 阿部慎之助監督は挨拶に立ち、「OBのみなさま、ファンのみなさまに今年は非常に悔しい思いをさせてしまった。その責任をすごく感じています」と頭を下げた。そしてこう話していた。

「いろいろ言われ書かれて頭に来たけど、怒っても仕方がない。激励と受け止めて阿部流を貫きたい」

 なにが「阿部流」なのか、いまひとつわからないが、要するに自分の考え・やり方を徹底するということなのだろう。その心構えはいいとして、懲罰は止めた方がいいと言っておく。

 ボーンヘッド、全力疾走をしない、油断したプレーをする……これらに対しては叱っても、怒ってもいい。OKだ。だけど、例えばバントを失敗した選手に対して懲罰的な扱いはダメだ。当該選手だけではなく、チーム全体が委縮する。

 今コラムでも昨年、何度か見かけて再三指摘した。今年は見たくない。

セ・リーグでは阪神が一強

 今年のセ・リーグの行方を予想するに阪神が強いと言わざるを得ない。昨年は圧倒的な強さで最速Vを達成した。阪神の天下が2、3年は続くのではないか。

 1番・近本光司から2番・中野拓夢、3番・森下翔太、4番・佐藤輝明、5番・大山悠輔とほぼ固定して戦った。1、2番が固定されているチームは強い。

 巨人のV9時代、私が土井(正三)さん、高田(繁)とコンビを組んで王さん、長嶋(茂雄)さんにつないだ。阪神も1、2番が機能して3番~5番で得点するパターンになっている。大崩れはない。

 投手陣だって村上頌樹、才木浩人らの先発陣が安定しているし、中継ぎ陣は石井大智、及川雅貴、そして最後には岩崎優が控えている。

 セ・リーグでは一強だ。なにより阪神の主力メンバーは若いし、これからますます脂が乗ってくるだろう。

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