漂う異臭、重箱の底が見えるほど少量、市販の扇型チーズが1個…正月を別の意味で盛り上げた「スカスカおせち」騒動とは

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 鳴らなくなった除夜の鐘、勢いを失った紅白、惰性となった年賀状……かつての定番が衰退するとともに、毎年薄まっていく正月感。“重箱に詰められたおせち”も消えつつあるが、正月気分をグッと盛り上げる見た目であることは間違いない。

 そんな盛り上げ役のおせちが、一転して悲しみの源となる騒動が発生した。2010年の大晦日から年を跨いで激しく炎上した「スカスカおせち」である。商品見本と実物が大きく異なるトラブル自体はさほど珍しくないが、共同購入型クーポンサイトを介して販売されたこのおせちは誰が見ても度を越していた。...

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