「1日で100万負けた」「クレカがパンク」の悲鳴 “適法”ポーカー大会で若者たちが「ギャンブル地獄」に 賞金「現金1億円」を掲げ海外カジノに誘導する大会も

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金を払えば幾度も“敗者復活”できるシステム

 ポーカー大会はトーナメント方式で行われる。チップを失った者から敗退となり、一定の上位に入ると入賞。最後の1名になるまで争われる。

「ポーカーは運の要素も強いので、開始5分くらいで不運に見舞われ早々と席を立つ者も。1時間、2時間と時間が経過していくとともに脱落者が増えていきます」(同)

 敗退者が増えるにつれて会場の雰囲気は徐々に変わっていくという。

「敗退に納得行かず、『リエントリー』する参加者が受付前で長蛇の列をなすようになるのです」(同)

 実はこのポーカー大会、定められた締切時刻までは金さえ払えば何度でも“敗者復活”が可能なシステムになっている。その結果、何が起きるかというと、

「熱くなった参加者は何度でも金を払って参加し直す。“無限リエントリー”状態に陥る者も出てきて、ヤカラのようなアニキが捨て鉢になって『もう5発もおかわりしちゃったよー』などと叫び出す」(同)

現金「1億円」が振り込みする大会も

 一方、金に窮している者たちは、

「頭から湯気が立ち上っているかのような真っ赤な顔をして、会場内を金策に走る。クレカも使えるので限度額いっぱいまで突っ走る者も」(同)

 最も恐ろしいのは「レートアップ」だ。100以上イベントの中には、参加費が50万円もする“ハイローラーイベント”が用意されている。中には熱しすぎてしまって全財産を、

「”オールイン”しちゃう人も。1週間くらいの開催期間中、100万円、200万円使う人はゴロゴロいますよ。『マインドスポーツの祭典』と謳っていますが、熱くなって“次こそは”と、受付に並び直している人たちを見ていると『ギャンブルの祭典』にしか見えません」(同)

 堂々と賞金として「現金」を出している大会もある。25日から東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催されている、大手海外ポーカー大会「WPT」だ。メインイベントのエントリー費は12万円で、入賞者には1億円のプライズを用意。銀行振込で支払うとしている。

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