2025年、最も忙しかった俳優は誰か? 業界で名の上がる北海道出身「大泉洋」の盟友とは
今年、最も忙しかった俳優は誰か――。業界内では、今や北海道を代表する人気演劇ユニットに成長した「チーム・ナックス(TEAM NACS)」のあの人では?と言われている。といっても、大泉洋(52)ではない。
***
【写真を見る】盟友は大泉洋 「2025年最も忙しかった俳優」とは?
チーム・ナックスは1996年、北海学園大学(北海道)の演劇研究会に所属する地元出身の若者らによって結成された。メンバーは、リーダーの森崎博之(54)を筆頭に、安田顕(52)、戸次重幸(52)、音尾琢真(49)、そして大泉洋の5人だ。
その中で、現在、日本一忙しい俳優と言われているのが安田だ。今年放送された出演ドラマは以下の通り。
●大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK)
●1月期「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(フジテレビ)
●3月30日&4月6日「俺の話は長い~2025・春~」(日本テレビ)
●4月期「ダメマネ!―ダメなタレント、マネジメントします―」(日テレ)
●4月期「失踪人捜索班 消えた真実」(テレビ東京)
●7月期「怪物」(WOWOW)※安田顕と水上恒司のW主演
●7月期「奪い愛、真夏」(テレビ朝日)
●10月期「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」(フジ)
大河「べらぼう」では早口で多才な平賀源内を演じ、物語上ではとっくに死んだはずなのに最後まで存在感を見せ続けた。加えて、民放では全クールのドラマに出演しただけでなく、放送時期が重なっているものまである。民放プロデューサーは言う。
驚異的な不器用
「テレ東の『失踪人捜索班』のように、出演したのは最終回だけというものもありますが、とにかく出ずっぱりと言っていい。連ドラだけならまだしも、このほかに4本の映画が公開され、配信ドラマにも出ていました。さらに、北海道テレビで放送中のチーム・ナックスのレギュラー・バラエティ番組もあります。来年1月に公開予定の映画もあり、1月期のドラマもすでに決まっていますから、本当に忙しいと思います」
なぜこんなに出ているのだろう。
「主役ばかり演じるようになった大泉とは違い、主演はもちろん情けない役からイケメンまで脇役もこなせるのが強みでしょう。今が働き盛りということもあるのでしょうが、事務所に来た出演依頼にNGを出すこともないそうです」
大泉を世に出したことで知られるローカル・バラエティ「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)は、レギュラー放送が2002年9月に終了したものの今も全国どこかの地方局で放送され続けている、まさに伝説の番組だ。安田も北海道テレビのマスコットキャラクター“onちゃん”の中身(スーツアクター)として出演。時には“簡易型onちゃん”として顔丸出しのまま出演する“ヤスケン”として親しまれていた。もっとも当時は、持ち前の筋肉を盛り上げて陶芸にチャレンジするも、ろくろと一緒に自分も回ってしまう(「シェフ大泉 夏野菜スペシャル」)など、驚異的な不器用として知られていた。
[1/2ページ]



