今や小学3年生でも「自撮り」「鍵垢」「バズる」「なりすまし」といった言葉は常識…低学年の子どもにとって「スマホが憧れの対象」で本当に大丈夫か
小学校4年生の女児が、友達とリビングで工作をしていた。学校の授業で使ったらしい厚紙と色紙の残りを切ったり貼ったりしている。普段は二人とも活発なほうなのだが、時折りボソボソと話し声が聞こえるほかは、紙がたてるカサカサとした音だけだ。友達が帰った後、女児は母親であるAさんに工作を見せに来た。「スマートフォン、つくったの!」【井上トシユキ/ITジャーナリスト】(全3回の第1回)
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厚紙を二つ折りにして手のひらサイズにし、片側をテープで留めてスマートフォンの筐体のようにしてあった。...

