「公務縮小」発言の秋篠宮さまはなぜそんなにお忙しいのか 「天皇陛下よりご多忙では?」と言われる「令和の皇室事情」

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 秋篠宮さまの“還暦会見”が話題を呼んでいる。11月30日に60歳となられた殿下だが、これに先立って恒例の記者会見に臨まれた。その席で“公的な活動の規模を縮小するしかない”と明言されたのだ。

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 そのお言葉は、記者から「今後、公的な活動の担い手が減ることが想定される中、どうご覧になっているか」という質問に対してのものだった。

《これは、高齢化も含めて、公的な活動の担い手が減ってきているというのは、もう間違いないことです。しかし、その状況を変えるのは、今のシステムではできません。いかんともし難いことだと思います。やはり、全体的な公的な活動の規模を縮小するしか、今はないのではないかと思います》

 高市早苗首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」とは、ある種、対極的にも聞こえるが、殿下が公的な活動について発言されるのは今に始まったことではない。

《例えばですけれども、二つのものに出席依頼があったとします。もし活動量を少し抑えるというのであれば、夫婦単位であれば一人ずつ行くとか、そういう工夫はできるのではないかと思っております》(令和6年のお誕生日会見)

《ずっと以前に私は公的なものというのは、受け身的なものではないかというお話をしたことがありましたけれども、したがって、依頼を受ければ引き受けることが多いわけですよね。一方で、先ほどお話があった皇族の数の減少というものもありますし、両方を考え合わせますと、何らかの見直しを行うということは必要になってくるのではないかと思います。ただ、例えば私に関わるもので、私が主導して、ということではないのですね。あくまでそれを主催している人と宮内庁で話し合う事柄かと思います》(令和5年のお誕生日会見)

 以前より“公的な活動の縮小”を繰り返し訴えられてきたのだ。そうはおっしゃっても天皇陛下ほどお忙しくはないのではないか。元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司氏に聞いた。

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