「公務縮小」発言の秋篠宮さまはなぜそんなにお忙しいのか 「天皇陛下よりご多忙では?」と言われる「令和の皇室事情」
陛下よりもお忙しい
「ちゃんと数えたわけではありませんが、外出を伴う公務では秋篠宮殿下のほうが多いでしょうね。陛下は毎週火曜日と金曜日に内閣からの書類に署名などをされるデスクワークがありますし、宮中祭祀も多くあります。そういった皇居内でのお仕事が数多くあり、お忙しい日々をお過ごしです。陛下と秋篠宮殿下を比較すること自体好ましくありませんが、秋篠宮殿下もお忙しいのは間違いありません」(山下氏)
ネット上には「水族館や動物園に行くのを減らしたら?」なんて口さがない声も上がっているが。
「それは殿下が日本動物園水族館協会の総裁を務めておられるからです」(山下氏)
秋篠宮さまは日本動物園水族館協会だけでなく、山階鳥類研究所、大日本農会、大日本山林会、日本植物園協会、家畜資源学術標本基金などで総裁を務め、日蘭協会、全日本愛瓢会、日本水大賞委員会などでは名誉総裁を務められている。ちなみに、全日本愛瓢会とはいうのはヒョウタンの愛好家の会である。これらを整理すればいいのでは?との指摘もある。
「それも難しいと思います。例えば、大日本農会というのは農業の発展を目的として明治期に作られた団体で、初代総裁(当時は会頭)は孝明天皇の義弟で明治天皇の義理の叔父に当たる北白川宮能久親王です。戦前から皇室の中で誰かに引き継がれてきた公務というものもあるので、これを整理するというのは現実的に難しいと思います。一方で秋篠宮殿下としてお受けになったものとして、日本テニス協会の名誉総裁があります。これは眞子さんに引き継がれ、現在は佳子内親王殿下が3代目を務めておられます」(山下氏)
テニスと言えば、上皇ご夫妻のイメージだが。
公務が秋篠宮に集中
「皇后陛下の日本赤十字社名誉総裁は別格ですが、基本的に天皇・皇后両陛下は常設団体の名誉総裁や総裁に就くことはありません。日本テニス協会名誉総裁は皇室で一番テニスが強いといわれている秋篠宮殿下に日本テニス協会から依頼があってお受けになったのでしょう。皇族として好ましいという宮内庁の判断と、応援しようという秋篠宮殿下のお考えからお受けになったものと思われます。こういった殿下のご判断でお受けになったものは、基本的に他の宮家が引き継ぐということはありません。結果、二人のお子さまに引き継がれていったわけです」(山下氏)
2019年の天皇陛下の即位にあたり増えた公務もあるという。
「令和になり、それまで皇太子が務めていた公務を皇嗣の秋篠宮殿下がほとんど引き継がれました。では、それまで秋篠宮殿下が担っておられた公務はどうするのかという話になるのですが、一部、眞子さんが引き継がれたものもあるとはいえ、ほとんどは担い手がいないということになりました。殿下も平成29(2017)年の記者会見で『私が今しているものを今度は譲る先がない』とおっしゃっています。結局、平成時代の公務の多くをそのまま担っておられるのです」(山下氏)
秋篠宮家の仕事に皇嗣としての仕事が加わったということだ。
「さらに、皇族の高齢化も進んでいますので、多くの活動が秋篠宮殿下に集中することになっています。それだけに秋篠宮殿下のお言葉は、まさにその通りだと思います」(山下氏)
秋篠宮さまのお言葉を受け、宮内庁は公務の見直しについて「あり得る」との考えを示している。
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