巨人「阿部監督」が蒸し返される“昭和のスポ根”批判…現役時代には「沢村ポカリ事件」に「後輩に丸刈り指示」も
第1回【“セ・リーグ制覇”の翌年は“Aクラス入り”の好成績も…巨人ファンはなぜ「阿部慎之助監督」に厳しいのか】からの続き──。昨シーズン、巨人の新人監督はチームをリーグ優勝に導いた。今シーズンは阪神の独走を許したとはいえ、リーグ3位とAクラス入りを果たした。(全2回の第2回)
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【写真6枚】笑顔で“反社”と…電撃退団したオコエが巨人に来たばかりの23年1月に発覚した「ヤバすぎる宴会写真」
巨人の新人監督とは、もちろん阿部慎之助監督のことだ。それにしても、これだけ立派な成績を残しているにもかかわらず、なぜか巨人ファンからは阿部監督の続投に懐疑的な声が少なくない。担当記者が言う。
「巨人ファンは阿部監督の“リーダーシップ”について『パワハラがひどい』、『昭和のスポ根気質』と批判を強めています。特に今は“チームの和”に亀裂が生じているのではないかという不安も強いようです。口火を切ったのは山瀬慎之助捕手で、11月17日に契約更改交渉で保留としたことにXで《悲しい》などと投稿しました。意図を報道陣に質問されると『結果を出してチャンスをもらえないのがいちばんつらい』と答えたのです。この発言は阿部監督に対する批判と解釈され、SNSでは『阿部監督は選手の好き嫌いが激しく、山瀬捕手は不当に干されている』と擁護する意見が多数を占めました」
11月23日には東京ドームで「ジャイアンツ・ファンフェスタ2025」が開催された。阿部監督の辞任を求めるヤジが飛んだことでも話題になったが、オコエ瑠偉の欠席も注目を集めていた。
すると突然、28日に巨人はオコエを自由契約にすると電撃的に発表したのだ。
桑田2軍監督との「確執」
「巨人は秋季キャンプを10月29日から11月13日まで実施し、阿部監督は『地獄の秋にする』と意気込んでいました。まさに阿部監督の“昭和のスポ根気質”を裏付ける宣言だったわけですが、これに反発したと報じられたのがオコエ選手です。キャンプ初日だけは姿を見せましたが、2日からは“行方不明”の状態になったのです。トラブルを報じたデイリー新潮はオコエ選手と阿部監督の“確執”疑惑についても触れています(註1)」(同・記者)
10月28日に2軍監督を務めていた桑田真澄氏の退団が発表された際も、阿部監督との確執を複数のメディアが報じた。
「桑田真澄二軍監督が巨人退団 阿部慎之助監督との『育成』方針合わずで“ほしいほしい病”復活の予感(Smart FLASH:10月29日)
「巨人退団 桑田真澄氏が最後まで相容れなかった阿部監督の『昭和式スポ根野球』 『フロントは最後の年を阿部さんの好きにやらせたかったのだろう』」(デイリー新潮:10月30日)
「《巨人・桑田真澄二軍監督“追放”のなぜ》阿部監督ラストイヤーに“次期監督候補”が退団する『複雑なチーム内力学』 ポスト阿部候補は原辰徳氏、高橋由伸氏、松井秀喜氏の3人に絞られる」(NEWSポストセブン:11月9日)
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