お忍びジャスティン・ビーバーが東銀座の喫茶店で“デカ盛りモーニング” ダディと呼ばれた店主が語る“神ファンサ”の朝
12月、自身がプロデュースするファッションブランド「SKYLRK(スカイラーク)」のポップアップストア開催のため来日していた人気歌手のジャスティン・ビーバー(31)。世界的スーパースターである彼は、東銀座の小さな喫茶店をお忍びで訪ねていた――。
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「ジャスティンが俺のこと“ダディ、ダディ”って呼んでくれたのよ」
「何回もハグしてさ、“会いたかった”って言ってくれたんだ」
そう語るのは東銀座・歌舞伎座のすぐ裏手にある『喫茶アメリカン』店主、原口誠さん(73)だ。
1983年5月にオープンし今年42周年を迎えたこの小さなお店は、実は有名店。店の壁じゅうに、取材やプライベートで訪れた多くの芸能人や歌舞伎俳優らのサイン、写真、ポスターが所狭しと貼られている。
この店の売りは、「スペシャルタマゴサンド」(1000円)だ。パン1斤と玉子8個を使った採算度外視のボリュームで、メディアにもしばしば取り上げられている。
実は、ジャスティンが現れた当日も、NHKの生中継の直後だった。
「朝5時から準備して、NHKの取材班が帰った。そこから店を開けて30分くらい、ちょっと疲れたな、店も珍しくヒマだし、俺ももう帰りてぇなあって思ってたら、黒いハイヤー2台が止まったわけ」(原口さん)
黒塗りのハイヤーから現れたのは、ラフな格好の白人ファミリーと、SPとおぼしき男性が1人。
「店が空いていたから、6人席に4人で座ってもらったんだけど、そのオニイチャンがすぐトイレに駆け込んだもんだから、“あぁなんか酔っ払いが来ちゃったかな~”なんて思っていたわけ。そしたら店を手伝っているウチの娘がさ、“あの人、ジャスティン・ビーバーにすごい似てるんだけど”って」(原口さん)
ファンサも神レベル
周辺席に座っていた妙齢の女性客も、アルバイトのスタッフらも、当初、スターの正体がわからず。だが原口さんの長女・真美さんが「ジャスティン?」と勇気を出して尋ねると、笑顔で「Oh,Yeah!」と応じてくれた。そして改めてあいさつに現れた原口さんに、「会いたかった」「Daddy」と言って、何度もハグをしてくれたそう。
ジャスティンがオーダーしたのは「ハムサンド」(800円)で、妻のヘイリーは名物「スペシャルタマゴサンド」を息子のジャック・ブルースとシェア。ドリンクは全員グレープフルーツジュースだったそう。あまりのボリュームのため食べきれず、ほとんどの客はパックでお持ち帰りする(持ち帰り用に1人パック2つとビニール袋がもらえる)というが、ジャスティン一行は残らず平らげてくれた、という。
それにしても、なぜ、ジャスティンは「喫茶アメリカン」にやってきたのだろう。かつてCNNに取材された番組を見て知っていたのかもしれないし、NHKの生中継を見てすぐに店に行ってみようと思ったのか。定かではない。
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