なぜSTARTO男子×年上女優のキャスティングが増えている? 「女性ファン離れ防止」だけじゃない“意外な理由”
人気漫画「SAKAMOTO DAYS」の実写映画化が報じられた際、主人公を務める目黒蓮に対して、妻役の上戸彩が「年上過ぎる」との声がSNSで目立っていた。ライターの冨士海ネコ氏が、STARTOのタレントがドラマなどで年上女優と共にキャスティングされる理由について分析する。
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「主人公の妻役、ずいぶん年上の女優がキャスティングされるのはなぜ?」。人気漫画「SAKAMOTO DAYS」の実写映画化が報じられた時、こんな声がSNS上で上がっていた。主人公・坂本太郎役を務めるのは目黒蓮さん、そして妻の葵役に上戸彩さんが起用されたのだ。上戸さんは童顔とはいえ、今年40歳。28歳の目黒さんとは12歳の年の開きがある。原作では太郎が一目ぼれして恋に落ちる相手というだけに、もう少し実年齢の近い女優の方が適しているのではないかと議論が巻き起こった。
といっても、「実年齢が一回り以上年上の女優」キャスティングは、これだけではない。7月期のドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)ではSnow Man・ラウールさん演じるホストと木村文乃さん演じる高校教師とのロマンスが描かれたが、作品上12歳差の設定でもあり、実年齢は15歳差。来年1月期の日テレ系ドラマ「パンチドランク・ウーマン」では、篠原涼子さんがSixTONES・ジェシーさんと藤木直人さんとの禁断の三角関係に陥る役どころを演じるという。篠原さんとジェシーさんの実年齢差を計算すると20歳以上になる。
20代男子×アラフォー・アラフィフ女優の組み合わせの傾向が顕著なのは、STARTO社所属タレントに限られる。大学生と40代女性の恋愛を描いた「東京タワー」も昨年テレビ朝日でドラマ化されたが、映画版よりも演じる俳優の年齢差は大きかった。映画版の主演を務めた岡田准一さんと黒木瞳さんは20歳差、テレビドラマでの主演を務めたKing&Princeの永瀬廉さんと板谷由夏さんの年齢差は24歳差となる。
成熟した大人の女性と若い男性のロマンスは人気のある設定だが、一方で、年齢差が大きいほど「どこまで現実的なのか」と感じる視聴者が出てくるのは仕方ない。さらに、スクリーンに映る女優にとっては、年下男性から愛されているという説得力をもって演じるために、表情づくりやたたずまいなど全体の魅せ方に気を配るプレッシャーがかかることもあるだろう。
それでもなぜ、ドラマ界では若手男性の相手役に年上女優が挙がるのか。実は女優側にも意外なメリットがあるのは見逃せない。
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