高市首相「今のうち靖国に駆け込み参拝」プランの行方

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「年末靖国参拝」の行方

 そんな中、高市氏をめぐってささやかれているのが「年末靖国参拝」だ。高市氏は昨年9月の総裁選で「首相になっても靖国神社に参拝する」ことを明言。敗因のひとつとしてその点が指摘された。今年10月の総裁選ではその姿勢を変節させ、「適時適切に考える」として明言を避けた。

「この1年での靖国参拝をめぐるトーンダウンは高市氏の熟慮の結果です。ひとつのポジションを取って得られるもの、失うものがあるとして失うものの方が多いと判断していったん修正をした印象があります。当選した今年10月の総裁選では首相の靖国参拝を支持する保守系の政治団体の支持も受けており、高市氏はその声に報いなければとの思いがあります」(同)

 もちろん高市内閣の支持率が高いレベルを維持していることも追い風となっている。

ほぼ全員が反対する

「政権運営を続けて行けば当然支持率は上下しますが、現状のような高い数値を維持するのはなかなか難しい。ならば今のうちに靖国参拝をこなしておきたいという思いもあるようです」(同)

 高市氏の「存立危機事態」発言をきっかけに悪化している中国との関係を前提にすると、「仮に靖国参拝を相談されれば、党内、内閣のほぼ全員が反対する。羽交いじめにしてでも止める人がいる」(同)との見立てもある。

 高市氏にとっての味方は世論だろう。目下、日中関係悪化に関しては「中国が悪い」と見る日本人のほうが目立つ状況である。もっとも、これも中国にいる邦人がトラブルに巻き込まれたり、経済への悪影響が明らかになったりするなど、さまざまな要因で風向きは変わりうる。

 尊敬する安倍晋三元首相が、首相在任中、一度だけ参拝したのも12月のことだった。特に永田町では年が明ければ前年のことは引きずらない、忘れられやすいという言い方もされる。

 その意味でも「今のうちに駆け込み参拝」という誘惑は高市氏にとって魅力的に映ることだろう。

デイリー新潮編集部

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