夏帆のパンチラ“黒歴史”と竹内涼真の酷評作…「じゃあつく」大ヒットで2人が見せた“引き”の演技の真価

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TVerでダントツ1位

 俳優の夏帆(34)と竹内涼真(32)がダブル主演しているTBS系連続ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(火曜午後10時)が異例の大ヒットとなっている。12月2日放送の前回第9話の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は世帯8.0%、個人4.6%でともに番組2位を記録。TVerのお気に入り登録は175万6000と今期ドラマでダントツの1位だ。9日放送の最終回は予想もしなかった高数字をタタキ出す可能性が高まっている。

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 テレビ誌ライターがこう話す。

「“じゃあつく”の原作は谷口菜津子氏の同名コミックです。自分の意思より他人の意向を忖度してしまう鮎美(夏帆)と料理は女が作って当たり前という化石思考のエリートサラリーマン・勝男(竹内)が結婚寸前で別れてしまうラブコメ。

 世間から見れば羨ましい美男美女カップルですが、実は相当なダメ女、ダメ男であることが回を追うごとに判明。9話では鮎美が店舗出資の詐欺被害に遭い、勝男も飲みに誘った後輩からパワハラを訴えられ出社停止処分を食らう、という切なすぎる展開に。どん底に落ちた2人のやるせない演技が絶品でした」

 第9話の終盤では勝男が鮎美に「今の俺たちならうまくいくと思う。鮎美も俺も変わった。前みたいにはならない」と思い切って復縁を申し出るが、鮎美は即答せず……。この先、2人はどうなるのか? 鮎美と勝男を応援してきた視聴者はやきもきが止まらない展開だろう。それにしても、今回の「じゃあつく」。見るからに低予算番組なのは一目瞭然なのだが、なぜこれほど盛り上がっているのか。

「時代遅れカップルのちぐはぐな生き方を応援したくなる優しい脚本が素晴らしい。何より夏帆と竹内の演技が絶妙です。男性優位社会へのジェンダー論的な皮肉を入れ込みつつも、不器用だけど男女が自立していく過程を力まずに演じていて、視聴者をラクな気持ちにさせてくれます」(前出のテレビ誌ライター)

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