米デトロイト「低所得エリア」で感じたうらやましさ 日本に無くて “高貧困率のラストベルト”にあった光景

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 クリスマスシーズンを迎えたものの、日本では物価高と少子化が重なり、街の消費にもどこか元気がない。では海の向こうはどうか。消費経済アナリストの渡辺広明氏がアメリカ中西部のデトロイトをのぞくと、“空気の違い”が確かにあった――。

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 世界経済に多大な影響を与えるアメリカ経済は、わが国の経済とも強く連動し、一蓮托生ともいえる関係であるのは知られたとおり。国の経済の体力を表す指標であるGDPを比べてみると、日本では約55%を個人消費が占めているが、アメリカではそれが約70%にもおよぶ。...

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