首都圏連続強盗事件の指示役26歳は「16歳の時に傷害事件で17歳少年を死なせていた」20歳で少年刑務所を出所 母親は「更生しようと真面目にやっていた」

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「わかりません」を繰り返した母親

 少年刑務所から出所した後はしばらく実家に戻って働いていたが、コロナ禍を機に東京へ出て、その後、連絡が途絶え、逮捕されていたことを知らされたという。

――息子さんを信じたいという思いはあるのですか。

「信じたいというか、事実がそうなっているので、信じようがないという感じでして…、なんとも言えないです」

――傷害致死事件を起こして戻ってきた時はどのような様子だったのでしょうか。

「反省して戻ってきて、真面目に働いていました」

――(すでに進行している別の傷害事件の裁判で)情状証人になるようなお話はなかったのですか。

「本人から全く連絡がないので」

――彼が戻ってくるようなことになれば、更生を支えたいという気持ちはありますか。

「もちろん、本人が望むのであれば」

 人を殺めるという取り返しのつかない過ちを起し、更生を誓ったはずの福地容疑者は、なぜ再び「悪の道」に足を踏み入れてしまったのか。母親に繰り返し聞いたが、「わからないです」と力ない声で繰り返すばかりだった。

 前編【「全員20代」首都圏連続強盗事件の指示役4人が逮捕 3人は「韓国カジノ」に飛び立つ直前「リンチ監禁事件」で捕まっていた 少年刑務所に服役した過去を持つ男も】では、首都圏連続強盗事件の首謀者たちが逮捕されるきっかけとなった「リンチ監禁事件」について詳しく伝えている。

デイリー新潮編集部

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