「合宿で朝まで盛り上がって…」 交際開始1カ月で婚約指輪を購入した“ラブラブ夫婦”の出会い

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「断られない自信があった」

 実は窪田さんは交際開始から1カ月もたっていない昨年10月中旬、早くも婚約指輪を購入していた。「渡しても断られない自信があった」からだ。12月にデートがてら出かけたブライダルフェアで、憧れの式場から説明を聞いた未菜美さん。「想像以上に良過ぎて、この式場以外考えられなくなった」。その場で今年11月の式の日取りまで決めた。

 となれば「プロポーズはいつかな?」と未菜美さんが心待ちにしたのも当然。

 だがクリスマス、正月の旅行、バレンタイン、ホワイトデー、それらしいイベントでも彼から求婚はない。日本予選を突破してもアクションはなく、半ば忘れかけていた。季節は巡り9月、世界大会前の稽古合宿の場に選んだノルウェーのサウナ・スパ施設「ファリスバッド」の、海辺に面したバルコニーで屋外の犬を眺めつつリラックスしていた未菜美さん。そこへ「遅くなってごめんね」と指輪の入った箱を窪田さんが差し出す。が、パカッと開けた箱は、上下逆さまだった。未菜美さんは爆笑し、泣き笑いで彼の申し出を受け入れた。

 予約がなかなか取れない人気熱波師の二人は現在、年末まで全国70カ所のツアー中。子ども、さらにはビションフリーゼやペキニーズなどの犬を飼って「温かい家族をつくりたい」。また「二人で小ぢんまりしたサウナ施設を看板犬と一緒に経営できたらいいね」と二人の夢は熱波の中でもくっきりと見えている。そう、夢もきっと“ととのう”に違いない。

週刊新潮 2025年12月4日号掲載

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