「愛子さまのお優しい笑顔は忘れることができない」 ラオス訪問で愛子さまと接した日本人が見た「素顔」 「オーバーワークが心配」の声も
【前後編の後編/前編からの続き】
美しい民族衣装を隙なく着こなされたお姿に、ラオスの人々は感嘆の声を漏らした……。無事に初の海外訪問を終えられた天皇、皇后両陛下の長女、愛子さま(23)。一体、どのようなお振る舞いが人々の心を捉えたのか。間近に接した5人の日本人が見た「素顔」とは。
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前編【「愛子さまは他者へのお気遣いを大切にされる方」 ラオスで愛子さまと接した日本人が感動した理由】では、ラオス訪問中に愛子さまに接し、「優しさを強く感じた」という日本人の証言を紹介した。
11月18日にはトンルン国家主席など政権の首脳らとの相次ぐ面会をこなされた上、夜に行われたバーニー国家副主席主催の晩餐会では「おことば」を述べられた。「おことば」に対する意気込みは相当なものだったようで、
「愛子さまは何度も何度も推敲を重ね、晩餐会当日の朝になってもまだ推敲されていたそうです」(宮内庁担当記者)
2012年に天皇陛下がラオスを公式訪問されているが、「おことば」でもそれに言及された上で、
「人と人との交流が両国をつなぐ絆を育んできました」
と述べられた愛子さま。
さらに、今年が日本とラオスの外交関係樹立70周年で、JICA海外協力隊がラオスなどに初めて派遣されてから60年の節目になることを指摘され、
「日本・ラオス両国において、お互いの国への理解や関心がより一層高まり、果てしなく続く悠久のメコン川の流れのように、どこまでも発展していくよう願っています」
と結ばれたのだった。
宮内庁担当記者の話。
「天皇陛下は、“人と人のつながりが、国と国のつながり、友好・親善の礎だ”との考えをお持ちです。これは上皇さまから受け継がれているお考えですが、それをしっかりと受け止め、これまでの友好・親善をより強固なものにしていきたい、との思いが強く伝わってくる『おことば』でした」
民族衣装を身にまとわれた愛子さま
20日は午前7時20分ごろビエンチャン駅を出発し、2時間弱列車に揺られて北部の古都・ルアンパバーンに向かわれている。
「ビエンチャンからルアンパバーンまで、飛行機なら50分で着くところ、あえて2時間もかかる高速鉄道に乗られたことになります。ラオス政府としては、鉄道も開通して東南アジアのハブになろうとしているラオスの姿を披露したかったのでしょう」(ラオスの歴史に関するご進講を担当した東京外国語大学教授の菊池陽子氏)
ラオス滞在中、愛子さまは2度、民族衣装の「シン」や「パービアン」などを着用されている。1度目は18日にトンルン国家主席を表敬訪問するなど公式行事に臨まれた際、2度目がルアンパバーンを視察された時だ。2度にわたって、色や柄の違う民族衣装を身にまとわれた愛子さまの美しい姿に、現地の人々が深い感銘を受けたことは想像に難くない。
「シンは巻きスカートで、パービアンは肩から斜めにかけるショールのようなものです。現地の女性は、日常的に色柄さまざまなシンを着用していますが、正装のパービアンは神聖なお寺に行く時や、結婚式などの儀式の時に着用するものです」(同)
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