WBC出場「大谷翔平」の起用法に議論が白熱…侍ジャパンの活躍を左右する「打者大谷」にとって最も注目すべき“2文字”

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 ドジャースの大谷翔平は日本時間の11月25日、自らのInstagramでワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を表明した。さらに翌26日には報道各社のオンライン合同インタビューに応じた。WBCは来年の3月に開かれ、日本代表「侍ジャパン」の初戦は6日の台湾戦になる予定だ。(全2回の第1回)

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 早くも日本国内では大騒ぎになっている。とはいえ、現状は大谷の「WBC出場が決まった」だけのようだ。担当記者が言う。

「先発投手で打者でもスタメンという“リアル二刀流”でフル出場するというパターンに始まり、打者としてはスタメン出場するが投手としては抑えに回る、投手としては出場せず打者に専念、など様々な可能性が考えられます。当然ながら合同インタビューでも記者が質問しましたが、大谷選手は『起用法についてはまだ分からない』と答え、ドジャースと侍ジャパンの両方と話し合いを持つ必要があると説明しました」

 かつてはドジャースが出場を認めないのではないかという観測も流れていた。多くの日本人にとっては「大谷が出場するだけで御の字」が本音だろう。

 MLB研究家の友成那智氏は「もちろん大谷選手が出場する侍ジャパンと不在の侍ジャパンでは天と地ほどの差があります」と言う。

「大谷選手はMLBで3年連続、計4回のシーズンMVP受賞を果たした文字通りのスーパースターです。どんな形の起用法であれ、侍ジャパンのベンチに大谷選手がいるのといないのでは相手チームに与えるプレッシャーが全く異なってきます。またドジャース側の本音は『投げるのは絶対に止めてほしい。その代わりに打者だけに専念するのなら出てもOK』のようです。大谷選手、ドジャース、日本代表の3者協議は今後の大きな注目ポイントだとはいえ、スタメンとして『DH・大谷』が発表される可能性は高いと考えて間違いないでしょう」

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