「威圧的外交は中国政府の伝統」「高市発言にサプライズはない」 欧米メディアは「日中対立」をどう論じているのか
高市早苗首相の「中国から台湾への武力攻撃は、日本にとっての存立危機事態にあたる可能性が高い」という主旨の発言が、日中関係に緊張をもたらしている。中国政府は自国民に日本渡航を自粛するよう呼びかけ、日本産水産物の輸入停止という措置も報じられている。首相就任後わずか1か月で外交上の危機を迎えた高市政権の対中姿勢を欧米メディアはどのように見ているのか。
【湯浅大輝/フリージャーナリスト】
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英エコノミスト誌※1は、高市首相が中国を刺激したことに対し「遅かれ早かれ、そうなる運命だった」と達観している。...

