「ばけばけ」視聴率上昇の理由は「コント仕立て」と「ボケ合戦」? 脚本家は吉本「NSC」出身

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現場で鍛えられた笑い

《朝ドラは15分×125回あります。私が今まで書いた最長の脚本が、同じ15分で全32回の夜ドラでした。その時も「長いな」と思ったぐらい、これまでよくあるサイズの連続ドラマを書いたことがなかったんです。連続ドラマに対する向き不向きもわからないぐらいなのに、朝ドラの長さは経験したことがないことのさらにさらに上をいくものでした。最初にお話しをいただいたときはこれは大変だなと思いましたが、引き受けたからには頑張ろうと思っています。》(「ばけばけ」の公式サイトより)

「前作『あんぱん』のモデルは『あんぱんまん』で知られる漫画家やなせたかし夫妻、ヒロインは人気ナンバーワンのCM女優・今田美桜、脚本は『ドクターX~外科医・大門未知子~』などで知られる中園ミホという強力タッグでした。続く『ばけばけ』はヒロインも新人に近く、脚本家も経験が少ない。初回こそ16・0%と無難な視聴率でしたが、日を追うごとに数字は下がり、2週目には14%台に転落。史上最低を記録した前々作『おむすび』をも下回るペースでした。ところが、ここへ来てヘブン先生とヒロインのトキのやりとりが面白くなってきたのです」

 ボケ合戦やコントなどは、お笑い芸人を輩出するNSC出身たる所以だろうか。

「その影響も多少はあるかもしれませんが、それ以上に別役さんに師事したそうですからね。さらに、シティボーイズやムロツヨシの舞台の脚本、清水ミチコのリサイタルの台本協力といった、ドラマ以外の現場で鍛えられたのでしょう。また、ラジオ番組『宮藤官九郎の“俺のmyミュージック”』(NHKーFM)の構成も担当し、クドカンの相手役も務めていた。放送していたのは2013年7月から9月ですから、まさに朝ドラ『あまちゃん』の放送と重なります。クドカンは番組で製作エピソードなども披露していましたから、そこで学んだことも『ばけばけ』に活かされているのかもしれません」

 いよいよ本領が発揮されたわけだ。

「『ばけばけ』というタイトル通り、いろいろなものが化けていくかもしれません」

デイリー新潮編集部

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