「クルド人がいないと解体業が成り立たない」への意外な反論 危険な現場でクルド人の死亡事故も

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 先の参議院選挙前後から注目度が高まっている「外国人問題」。その象徴として語られることが多いのが、「クルド人問題」である。

 日本にいるクルド人の多くは、迫害されたかわいそうな難民なのか、それとも単に仕事を求めてきた出稼ぎなのか――こんな論点もよく取り上げられる。

 前者の立場の人の中には「クルド人問題」という言葉自体も問題だとする人もいる。特定の人種にのみ問題があるような印象を広める、ということだ。

 また、後者の見解は認めつつも、「彼らなしでは解体業が立ちゆかなくなる」といった事情からクルド人への共感や連帯を示す人は少なくない。...

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