今年の紅白歌合戦の目玉は誰に? NHKが“後出し”するかもしれない「大物歌手」の名前
年の瀬が迫ると例によって注目を集めるのが「NHK紅白歌合戦」の出場者だ。国民的な音楽番組をうたいはするが、近年は視聴率の低下を常に指摘されるなど凋落ぶりばかりが話題になる。さて、今年は挽回なるか。
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「ベストヒット歌謡祭」の顔触れ
第1回となる「NHK紅白歌合戦」がラジオで放送されたのは1951年。2年後にテレビも始まり回を重ね、古くは63年、81.4%の視聴率を記録した。が、ここ数年は人気にいよいよ陰りが見える。
一昨年は第1部の平均世帯視聴率が29.0%(関東地区)と初めて30%台を割り込み、第2部も31.9%と過去最低。昨年も第2部が0.8ポイントアップしたのみで低空飛行のままだ。が、
「今年はまあまあ楽しみがいのある紅白になりそう」
と、民放プロデューサーが言うから意外や意外?
「着目すべきは、11月13日に放送された日本テレビ系の音楽番組『ベストヒット歌謡祭2025』出演の26組中、実に13組が紅白の出場決定歌手と重なっていることです。ORANGE RANGE、BE:FIRST、幾田りらなどがそう。同番組の平均世帯視聴率は8.8%と及第点で、13~49歳の男女によるコア層の数字は、4%を超えれば合格点なのに6.8%と非常に高い。若年層もミドル世代も楽しめたわけですね」
つまり、次のようなことが言えそうだという。
「最近はコア層のテレビ離れが激しく、NHKも日テレと同様、彼らコア層の取り込みを図ったところ出演者が似通った顔ぶれになったのでしょう」(同)
旧ジャニーズ勢の復活
ここ2年間、紅白出場ゼロだった旧ジャニーズ勢の復活も目玉の一つだ。
「人気のKing & Princeが出ます。この点についてはNumber-iが同じく白組から出場するのは驚きです。もともと同じ事務所の同じグループから袂を分かった両者ゆえ、“共演できるのか”と話題になった。それぞれのファンに注目されて視聴率の底上げに貢献しそうです」(前出のプロデューサー)
一方で、と続けて言う。
「トリを務めて久しい福山雅治やMISIAほか、石川さゆり、坂本冬美ら安定のベテラン勢も出ます。『秋元康プロデュース』のアイドルは賞味期限が懸念されたか乃木坂46のみにとどまり、放送開始100年を記念した特別企画では、堺正章と氷川きよしが登場予定です。まさに数字を意識しての顔触れで、堺は、元男闘呼組メンバーを中心に結成されたバンドと共に出演します」
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