日本人観光客ら15人が犠牲となった韓国「射撃場火災」 実は常連客だった日本の有名立てこもり事件の犯人「1週間前にも30発撃った」
夜になって電話があり仰天
実は火災当日も、射撃場に行く予定だったという。
「あの日も午後2時ごろに射撃場に行き、ストレスを発散しようと思っていた。でも、身の回りの世話をしてくれているおばあさんが、“醬油や味噌が切れているよ”というので、寄り道をしたんです。それが、運命の分かれ道でした。塩やドラ焼き、タオルなども買っていると、消防車のサイレンが聞こえてきて、そのうち国際市場の道路は見る見る消防車で溢れてきた。おばあさんも連れていたし、これじゃ射撃場に行くのは無理だと諦めて、家に引き揚げることにしたんです」
火災が発生したのは、午後2時半ごろ。確かに、危機一髪だった。
「夜になって、日本の知人から“そっちの射撃場で日本人が死んでるぞ。俺が連れていってもらったところだよ”と電話があったんです。私はびっくり仰天です。一歩間違えば、私も焼け死んでいたかもしれなかった。あそこは掃除も雑だったから、火薬の残りカスが積もって粉塵爆発が起きたのではないですかね。九死に一生を得た思いです」
ところで、釜山に帰り、10年が経ったが、どんな生活をしているのか。かつて、30歳近くも年の離れた人妻との略奪婚が報じられたこともあったが、
「その女性とは別れました。今は、お手伝いのおばあさんに炊事、洗濯などの面倒を見てもらっています。独り暮らしですけど、楽しく過ごしていますよ」
しかし、当分の間、射撃場には行かないそうだ。






