「オレのせいかな」とヘラヘラ…「知床遊覧船」沈没事故 「無罪主張」社長の“反省なき日常” 地元住民は「思わず殴りそうになった」
“オレのせいかな”とヘラヘラ
だが不満は爆発寸前だった、と地元住民が明かす。
「バツイチの桂田は、20歳ほど離れた後妻と3人の子どもと一緒に暮らしていた。事故の影響で廃業に追い込まれた同業者も出し地元にも迷惑をかけておきながら、謝罪もせず普通の生活を送る桂田を殴りそうになったことがありました」
理由はその無神経さで、
「漁船がみこしを載せて海に繰り出す夏の恒例行事が事故以来中止続きで、今年も夏前にやらないと決まった。それを桂田は、“なんで今年も中止なんだろう。オレのせいかな”などとヘラヘラ話していたのです」
ウトロから車で40分の知床斜里駅近くにある金融機関では、こんな一幕も。
「8月、桂田が高齢女性に“あんた、こんなとこでのんきになにしてんのさ!”と怒鳴られていました。女性は、コトの重大さを分かっているのかと言いたかったんだと思います」
桂田容疑者の責任転嫁はいつまで続くのか。
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11月12日から始まる公判で、桂田被告は無罪を主張する見通しだ。そもそも海難事故において、船の操縦を行っていない運航会社の経営者の刑事責任が追及されることは異例であり、桂田被告が事故の危険性を予見できたかどうかが争点となると見られている。判決は、来年6月17日に言い渡される見通しだ。
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