「顔があざといから嫌い」壮絶いじめを乗り越えた22歳・女優が誓う「絶対したくないこと」
山本かりんインタビュー
現在、様々なドラマに出演し、新人ながらも堂々とした風格を持つ女優、山本かりん(22)。自らについて「めちゃくちゃ泣き虫なんですけど、メンタル的なことで言うと結構強くて」と話す。その源泉は何か、聞いた。(全2回の第2回)
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生まれ育ったのは、熊本の田舎町。電車は1時間に1本程度しか来ないような場所だった。風景は自然が中心で、その中に建物があるような環境。学年はたった1クラス、30人程度。幼稚園から中学校までは、ずっと同じ顔ぶれの中で過ごした。
芸能界に興味を持ったきっかけは、小学3年生の時に見たドラマ「マルモのおきて」(フジテレビ系)だった。自身より2つ年下の子役、芦田愛菜や鈴木福がテレビの中で輝く姿を見て、「私もなんかキラキラしたいな、テレビの中に入りたいな」と思ったという。
小学6年生になると、その憧れは雑誌のモデルへと注がれ、特に雑誌「ピチレモン」が大好きだった。普段はインドア派だが、発売日だけは朝早く起きて自転車でスーパーに買いに行き、一日中隅から隅まで読み込むほど熱中した。
だが、中学2年生頃から、日常が一変する。両親が離婚し、家庭環境は「いいとは言えなかった」時期が訪れ、精神的に不安定な状況に陥った。
離婚直後は、夜になると毎日泣いていたという。唯一の心の支えは、実家の猫だった。
「猫を抱きしめて、wacciさんの『大丈夫』っていう歌をずっと聴きながら、夜中2時ぐらいまで泣いていました。泣きながら猫を抱きしめると落ち着いたんです」
家庭環境が混乱する中、学校でもつらいことが起こった。「結構、意地悪とかされたりしました」と語るように、「かなりヘビーな」いじめに近いことをされたという。
つらかったことのひとつに、クリスマス会での出来事がある。母親と一緒に何時間もかけて選んだお気に入りの本をプレゼントとして出した際、プレゼントが当たった子に「かりんが選んだのなんて誰もいらない」と、残酷な言葉を浴びせられた。
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