100回以上オーディション落選も「心は折れなかった」 美容師免許を持つ22歳が女優になれた理由
山本かりんインタビュー
昨年開催されたオーディションで特別賞を獲得した女優の山本かりん(22)。高校卒業後から約3年間、様々なオーディションを受け続け、その数は100以上。落選を繰り返しながら、根性で芸能界入りを勝ち取った。これまでテレ東「量産型ルカ」など、話題のドラマに出演。最近はバラエティーにも挑戦するなど活動の幅を広げている。(全2回の第1回)
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「スプーン曲げやってくださいって言われて、やってみたら本当に曲がったんです」
Abemaの超能力バラエティー番組のオーディションでの出来事だ。170人の応募者の中から対面審査に進んだ50人が参加し、そこからさらに12人の合宿メンバーが選ばれた。山本さんはオーディションの段階でスプーン曲げに成功し、見事合格。超能力を訓練する合宿へと駒を進めた。
合宿では本気の超能力訓練に取り組んだという。「ガチです。先生がスプーンを触るだけで、ぐにゃーんと曲がったりしました」と屈託なく笑う。
「合宿はバラエティーというよりドキュメンタリー的な感じだったので、スタッフさんからは『素でいてください』と言われました。超能力が本当にできなかったら『クソ』ってソファー叩いていましたし、できたら『ヤッター』って喜んで、本当に楽しく1週間を過ごしました」
芸能界を目指し始めたのは、高校卒業後のこと。小学生の頃から強い憧れがあったが、家族に「高校卒業までオーディションは禁止」と言われていたため、それを守った。
熊本県内の高校を卒業し、福岡の美容専門学校に2年間通った。美容師免許を取得したが、美容は好きだったものの「特に美容師になりたい」とは思わず。「すごく不器用で」、叔母に頼まれて髪を切ったら大失敗し、ベリーショートにしてしまった経験から「美容師にはなれないって悟りました」と笑う。
専門学校卒業後は熊本に戻り、医療事務のパートをしながら、オーディションに応募し続けた。大手芸能事務所や坂道系を含め、その数は実に100以上。オーディションサイトで、ドラマのキャスト募集などが20、30社と並んでいると、「上からバーッと全部受けていった」。
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