一緒にいたはずの幼馴染は「ずっと植物状態」だった? 大学生の記憶に残った“足音”と“青痣”の切なさ【川奈まり子の百物語】
【前後編の後編/前編を読む】冬山ハイキング中に忽然と消えた幼馴染 同行者は「途中で帰った」と言い張るが…集合写真に写った“黒い影”が意味するものは
これまでに6,000件以上の怪異体験談を蒐集し、語り部としても活動する川奈まり子が世にも不思議な一話をルポルタージュ。
大学生の和朗さんは、ある日、入院明けの幼馴染・Aと大学の同級生らと高尾山のハイキングへ出かけた。ゴール地点でAの不在に気づいたが、友人らは「Aは途中で帰宅した」と言い張る。帰路についた和朗さんが、電車での居眠りから目覚めると、病院のベッドに横たわっていた。...
