「移植1回で約450万」「数千万円かけても妊娠しない」 それでも「卵子提供」で“台湾”に渡る夫婦が後を絶たない深刻な理由
不妊治療のなかでも「最後の砦」として注目される「卵子提供」。先ごろ、基準の厳しい日本での卵子提供を実質的に緩和する「特定生殖補助医療法案」が参院に提出され、不妊に悩む患者たちは沸き立った。しかし、対象夫婦が法律婚に限定されるなどとして野党から猛反発を受け、最終的に廃案となった。近年、国内では卵子提供が難しいとあって台湾へ渡航する患者が後を絶たず、その費用負担の大きさが問題視されている。この事態を受けて、セントマザー産婦人科医院の田中温氏をはじめとした有志の医師たちは新たな団体「CREMED(医療としての卵子提供を推進する生殖医療専門医の会)」を立ち上げたという。...

